アートでつながる心と心
「ONEART」は、重度障がいを抱える子どもたちが自由に表現する活動を通じて、彼らのアートを社会に届けるプロジェクトです。アートにおける障がいを取り払うことを理念として掲げるこの取り組みでは、子どもの身体の動きや感覚を尊重した“線”や“色”をプロのアーティストが受け止め、素晴らしい作品へと昇華させます。完成した作品は展覧会で公開され、購入やレンタルされることがあり、その収益は奨学金として参加した子どもたちに還元されるのです。
参加施設の募集
ONEARTでは、全国の福祉施設、デイサービス、支援学校などを対象に、参加施設を常時募集しています。重度障がいを持つ18歳以下の子どもたちを対象に、アート活動の場を提供してくれる場所を求めています。興味のある施設は、プロジェクトの趣旨に賛同し、アート活動を受け入れる準備が整っていれば、無料で参加申し込みが可能です。
独自の価値を社会に届ける使命
ONEARTが目指すものは、ただのアートの展示に留まりません。障がいを持つ子どもたちが自分のペースで自由に表現できる環境を提供し、アーティストがその表現を引き継ぎ、社会へと発信していくことが重要です。また、展覧会やレンタル展示を通じて、多くの人々とつながりを持つことも大切な使命の一つなのです。
実施内容と今後の予定
「ONEART」では、訪問型ワークショップを開催し、参加した子どもたちが約10分間、アート制作に取り組みます。制作の際には、アーティストと共に子どもたちの作品を記録し、展覧会で発表する準備をします。また、展覧会において作品が成約された場合には、参加した子どもたちに奨学金が支給される仕組みも設けています。
今後の展覧会開催スケジュールは以下の通りです。
- - 神戸: 12月中に描画、翌年2月に展覧会
- - 名古屋: 3月中に描画、5月に展覧会
- - 札幌: 6月中に描画、8月に展覧会
- - 仙台: 8月中に描画、10月に展覧会
- - 東京: 8月中に描画、11月に展覧会
これに伴い、実施日は参加施設の希望に応じて調整しますので柔軟に対応しています。
最後に
「ONEART」は、子どもたちのどんな表現も受け入れ、それを活かすことで社会とつながる大切な活動です。「アートに障がいはない」というメッセージのもと、子どもたちが描く作品が多くの人の心に響くことを願っています。このプロジェクトを通じて、すべての人がアートを楽しむことのできる社会を目指しています。
団体概要
一般財団法人ゆめいくは、子どもや若者の未来を支援するための多様な活動を展開しています。障がい児アート支援「ONEART」をはじめ、教育や表現の機会を提供する事業にも取り組んでいます。
今後のご支援について
私たちの活動を支えるためには、皆様の温かいご寄付やご支援が必要です。アートを通じて子どもたちが自分らしく生きる社会を実現するために、ぜひご協力をお願いいたします。