磨き続ける街と海の未来 "SUSUKINO CLEAN OCEAN PROJECT"
2025年8月24日、札幌の歓楽街すすきので、環境保護の取り組みとして「SUSUKINO CLEAN OCEAN PROJECT」が実施されました。海洋ごみの削減を目的にしたこのイベントには、著名な酒場詩人である吉田類さんを中心に、合計152名が参加し、昼間の繁華街を清掃しました。
この清掃活動は、北海道海洋文化フォーラムが主催し、一般社団法人「海と日本プロジェクト」の一環として行われました。昨年から続くこのプロジェクトは、街、海、そして美化活動を繋げる試みとして、多くの賛同者と共に進行中です。
地元の人々と共に
清掃活動の中心には、酒場をこよなく愛する吉田類さんがいます。彼は、地域の美化に貢献することを目的として、一般参加者と共にすすきのの路上や溝に散乱していたごみを拾いました。道端には多くの空き缶やたばこの吸い殻などが見つかり、参加者はそれぞれ付与された可燃ごみと不燃ごみの袋を使って、総計300袋分のごみを集めました。
吉田さんはこの活動を通じて、「日々、自分の行動を見直すきっかけになればと思う」と語り、地域への恩返しの意義を強調しました。正しいごみの分別に対する意識も高める必要があるとも述べました。
特別ゲストとともに
また、北海道コンサドーレ札幌の河合竜二C.R.Cも特別参加し、共に清掃活動に取り組みました。彼の協力によって、参加者限定のオリジナルTシャツも提供され、一体感を感じながら活動しました。清掃の後は、河合選手をゲストに迎えたトークイベントが開催され、環境問題への意識を高める機会が提供されました。
河合さんは、「持続可能な活動を続けることが、地域の環境を守る力になる」と、地域社会との連携の重要性を語りました。
参加者の声
参加者からは「自分たちの住む街を気持ちよく保ちたい」という切実な声が上がり、大人も子どもも楽しみながら参加していました。特に、子どもたちからは「きれいな街が大好き!」という純粋な感情が聞かれ、地域の美化への意識を深めるきっかけとなりました。
地域コミュニティと連携した未来
このイベントは、すすきののクリーン化だけでなく、未来の持続可能な環境作りのための重要な一歩となるでしょう。参加者の皆さんが一体となって作り上げたこの清掃活動は、今後の定期的なイベントとして定着することが期待されています。
団体情報
一般社団法人北海道海洋文化フォーラムは、海に関する情報発信を通じ、持続可能な地域社会を築くために活動しています。詳しい情報は公式ウェブサイト
こちらをご覧ください。
今後も、環境への意識が高まる中、さまざまな形での取り組みが行われていくことを期待しています。