HTB制作テレメンタリーPlusが大賞受賞
HTB北海道テレビが手掛けたドキュメンタリー、「生ききる~ある俳優夫婦のダイアローグ~」が、第14回日本医学ジャーナリスト協会賞で見事に大賞を受賞しました。この受賞はHTBにとって初めてのことであり、北海道のメディアとしても非常に名誉ある出来事となります。
日本医学ジャーナリスト協会賞は、2012年に設立されたNPOが主催しており、高品質な医学・医療に関する報道を促進することを目指しています。受賞の基準としては「オリジナリティ」「社会へのインパクト」「科学性」「表現力」の4つが重視されており、今回は協会の選考委員会の厳しい審査を経て大賞に輝きました。
『テレメンタリーPlus』の魅力
『テレメンタリーPlus』は、全国ネットのテレビ朝日系列24局が共同制作するドキュメンタリー番組です。選ばれた作品には新たな取材を加え、毎月1回放送されている1時間の番組です。今回大賞を獲得した「生ききる~ある俳優夫婦のダイアローグ~」は、2024年度の最優秀賞を獲得した番組の続編として制作されました。
この作品では、札幌を拠点に活動する俳優、演出家、劇作家の斎藤歩氏が、がんと闘いながらも舞台に立ち続けた姿を描いています。夫婦が共に人生の終わりに向き合い、愛と絆を深めながら生きる様子が観る人々に深い感動を与えます。
テレビ番組の評価
このドキュメンタリーは、多くの人々から高い評価を受けています。視聴者は「死に直面する道を食い入るように見つめ、生きることの重みを感じた」や、「死の悲しみよりも、やりきったという感情が湧いてきた」といった感想が寄せられました。また、「人の死を身近に感じることが少なくなった現代において、死を迎えるとはどういうことかを考えさせられる貴重な作品」といった声もありました。
制作スタッフの情熱
沼田博光ディレクターは受賞にあたり、「このような栄えある賞をいただき光栄に思います」と述べています。また、番組制作の過程で視聴者が癌の問題を自分ごととして捉えられるように努力したことが受賞の要因であるとのことで、「生と死」に真正面から向き合った姿勢が伝わったようです。
表彰式の開催
受賞を記念した表彰式が11月14日(金)に東京で行われる予定で、受賞者たちによるシンポジウムも開催されます。内容に期待が寄せられています。
番組の詳細
- - タイトル: テレメンタリーPlus「生ききる~ある俳優夫婦のダイアローグ~」
- - 放送日時: 2025年7月13日(日)午前10時~(関東ローカル)、2025年7月20日(日)午前10時30分~(北海道ローカル)
- - あらすじ: 俳優・脚本家としての活動を続ける斎藤歩氏が、がんによる余命宣告を受けつつも新しい作品を生み出す過程に迫ります。夫と妻の重い選択が描かれ、困難を共に乗り越える姿が心の琴線に触れるストーリーです。
- - 出演者: 斎藤歩、西田薫
- - ナレーター: 森さやか(HTBアナウンサー)、沼田博光
- - 制作スタッフ: 後藤雄也(プロデューサー)、沼田博光(構成・取材)、安達真/滝本真実(撮影)、佐貫亮太(音声)、中川大輔(編集)
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