北海道ビジネスEXPO：前川製作所が未来の技術を紹介

北海道ビジネスEXPOで前川製作所が注目技術を展示

2025年11月6日と7日、札幌市のアクセスサッポロにて開催された「第39回北海道ビジネスEXPO（スマートエネルギーフォーラム）」に、株式会社前川製作所が出展しました。当日は多くの来場者があり、展示ブースは活気に満ちていました。

前川製作所は、産業用冷凍機の製造で世界シェアの40%以上を誇る企業であり、工場やプラントの設計や施工も手がけています。今回の展示では、北海道支店のサービスメンバーが中心となり、約4ヶ月間にわたって入念な準備を進めました。技術を分かりやすく伝えるために、パネル展示のほか、実際の製品であるサーモシャッターを展示し、風の流れを視覚的に体感できるリボンを取り付けるなど、来場者が直接感じることができる工夫が施されました。

脱炭素社会に向けての取り組み

初日の好天にも関わらず、最終日には雨模様となったにもかかわらず、多世代の来場者がブースを訪れました。高校生から大学生まで、幅広い年代の学生が前川製作所の展示に興味を示しました。出展者セミナーでは「脱炭素社会に向けた自然冷媒ヒートポンプの紹介」をテーマに、実際の導入事例を交えた説明が行われ、環境問題解決に向けた具体的な取り組みが紹介されました。

来場者に理解しやすい形での技術パネルや実機のデモは、前川製作所が環境負荷を軽減するための努力を真剣に行っていることを示していました。特に、自然冷媒ヒートポンプは、持続可能なエネルギー利用に向けた重要な技術として注目を浴び、参加者からの質問も多く寄せられました。

地域密着型の事業展開

出展を通じて、多数の名刺交換が行われ、新たなビジネスチャンスへの足掛かりを得ることができました。前川製作所は、北海道支店を中心に地域密着型のアプローチを強化していく方針です。全社一丸となって、築いたご縁を具体的なビジネスにつなげるためのフォローアップを進めることに注力しています。

前川製作所は、創業以来「人類に奉仕する」という理念を持ち、持続可能な社会を目指す企業として進化を続けています。熱のエンジニアリング、食品工場の設計、さらには食品ロボットの開発を通じて、顧客や社会とのつながりを大切にしつつ、技術力を高めていく考えです。今後も北海道での事業展開が期待される前川製作所。次回の出展にも注目が集まります。

詳しい情報は、前川製作所の公式ウェブサイトをご覧ください。