古河講堂の雪像
2025-12-15 13:04:29

2026さっぽろ雪まつりで北海道大学の古河講堂が大雪像として登場

2026さっぽろ雪まつりで古河講堂を大雪像に



2026年2月4日から11日まで開催される「さっぽろ雪まつり」において、HBC北海道放送が管理運営する大通7丁目会場「HBC広場」で特別な大雪像が登場することが決まりました。その雪像は、北海道大学の象徴とも言える「古河講堂」です。この雪まつりは、北海道大学が創立150周年を迎えることを祝うもので、そのタイトルは「光は、北から」となっています。

北海道大学と古河講堂の歴史



北海道大学は1906年に古河家から寄附を受けて社会貢献のための施設を整備し、前身の札幌農学校から昇格した歴史を持っています。「古河講堂」はその中で、唯一現存する講堂として重要な役割を担っています。この講堂は、1909年に林学教室として建設され、フランス・ルネサンス風の美しい建物として、国の登録有形文化財に指定されています。

設計を手掛けた新山平四郎は、白亜の外壁やマンサード様式の屋根が特徴的なこの建物を完成させました。特に正面の中央にある玄関ポーチは、訪れる人々を惹きつける存在となっています。また、内部には明治時代のモダン建築としての意義が詰まっており、その美しさは今なお多くの人々を魅了しています。北海道大学は、創立150周年を機に古河講堂の改修・利活用事業を進めており、地域課題解決や人材養成に向けた取り組みも行っています。

大雪像の制作について



今回制作される大雪像は、高さ13メートル、幅26メートル、奥行17メートルという大きさで、実物の約半分の縮尺で表現されます。雪の量はおよそ2200立方メートルに達し、157台のトラックを使って雪が運ばれる予定です。また、制作には延べ3400人が関与し、28日間かけて完成させます。陸上自衛隊北部方面システム通信群の技術と地域の協力が結集したこの大雪像は、北の学府を象徴する重要な作品となることでしょう。

雪まつり概要とその他の雪像



「2026さっぽろ雪まつり」は、HBC広場を含む札幌大通公園で同時に複数の雪像が設置されます。このHBC広場では大雪像のほかにも、人気アニメキャラクターをモチーフにした中雪像6基と小雪像3基が登場し、全体で10基の雪像を観覧できる機会となります。中雪像には、雪印メグミルクのバター像や、太田胃散の公式PR大使である「太田胃にゃん」などが含まれています。

この冬、どこよりも輝く雪像たちが集まるさっぽろ雪まつりに是非訪れて、学びの場である古河講堂をはじめとした素晴らしい雪の芸術作品を体感してください。北海道大学の歴史と共に、地域の未来を築く意義深い時間を過ごすことでしょう。


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