新しい風景を提案するクラフトビール、白老町の味を缶に詰めて登場

新たな魅力を缶に感じる、北海道白老町のクラフトビール

北海道白老町発の「The Old Grey Brewery（オールドグレイブリュワリー）」が、2025年4月26日から缶ビールの販売をスタートします。この醸造所は単なるビールを提供する場ではなく、地域社会の文化や芸術との結びつきを意識し、新たなコミュニティを形成することを目指しています。

社会活動への還元を目指して

今回の缶ビールは、地域住民やアーティストとのコラボレーションを通じて誕生しました。「新しい風景を生み出すブリュワリー」というビジョンのもと、オールドグレイはクラフトビールを「地域と文化を結ぶメディア」と捉えています。これにより、ビールを楽しむだけでなく地域にも貢献する新たな試みとなっています。

缶ビールのデザインには、白老町ゆかりのアーティストたちによる作品が採用されています。アートデザイン缶は通常より30円高い価格で販売され、その差額は地域の文化や環境活動への資金に充てられる予定です。このように、ビールを楽しむことが社会貢献に繋がる形を実現しています。

ビールのラインナップ

オールドグレイブリュワリーからは、以下の3種類のビールが登場します。

1. オロオロ・ブラック | シュバルツ
白老町のオロオロ山をテーマにしたこのビールは、軽やかな味わいが特徴です。黒ビールをあまり飲まない方にもぜひ試してほしい一品です。アルコール度数は5%、内容量は350mlです。

2. ホロホロ・サンセット | ウィーンラガー
オーストリアのウィーンラガースタイルにインスパイアされたこのビールは、ほのかなハーブと柑橘の風味が楽しめます。こちらもアルコール度数は5%、内容量350mlです。

3. シロユリ | ヴァイツェン
北海道の小麦麦芽を50%以上使用したこのビールは、フルーティーな香りと柔らかい味わいが魅力です。アルコール度数は5%、内容量は350mlです。

これらのビールは、いずれも白老町の美しい自然や文化と深く結びついており、味わうことで地域の魅力を感じることができます。

アートとのコラボレーション

オールドグレイブリュワリーでは、併設するアートギャラリー「brew gallery」において、現代美術の展示やアーティスト・イン・レジデンスを行っています。アートとビールの融合を通じて、地域の未来に向けた新しい時間を提供していく計画です。

今回のビールのアートデザイン缶には、それぞれ異なるアーティストの作品が採用されています。このような取り組みにより、ビールを飲むことが単なる成分の摂取だけでなく、文化やアートとの深いつながりを感じる機会となっています。