環境に優しい「SEA SHELL CHALK」が新パッケージで登場！未来のチョークの姿とは

環境に優しい「SEA SHELL CHALK」が新パッケージで登場！

日本理化学工業株式会社は、長年にわたり国内シェア約70％を誇る「ダストレスチョーク」シリーズを新たにリニューアルしました。新製品「SEA SHELL CHALK 6本入」は、2025年11月10日に発売され、環境に配慮したバイオマス素材を使用したパッケージが特徴です。

新たな製品に込められた思い

このチョークは、黒板の前に立つすべての人々に寄り添う存在です。特に、環境問題への意識が高まる中、この新製品はホタテ貝殻を51％配合したバイオマスパッケージに包まれています。使用後は可燃ごみとして廃棄できるため、環境に優しい選択肢となります。

循環ストーリーの始まり

日本理化学工業が環境配慮の製品づくりを始めたのは2005年に遡ります。当時、年間数十トンものホタテの貝殻が廃棄されている問題に対し、道立総合研究機構工業試験場と共同開発し、貝殻を微粉末にすることで新たな製品を生み出しました。これにより、滑らかな書き味と高い折損強度を持つダストレスチョークが実現しました。

積み上げられたホタテの殻

一歩先の進化を遂げたチョーク

今回の「SEA SHELL CHALK」は、形状が三種類展開されており、教育現場だけでなく、黒板アートや建設現場でも活躍します。JIS規格の定番サイズ（レギュラー）、小さな黒板や細かな筆記に最適なスリム、そして新形状のスクエアが揃っています。全29種類のラインナップには、カラーユニバーサルデザイン認定のeyeチョークや耐水性チョークまで、多様なニーズに応える製品が盛りだくさんです。

障がい者雇用と持続可能性

日本理化学工業は創業以来、「人に優しく、地球に優しい」をモットーに、知的障がいのある社員と共に製品作りを続けてきました。約7割の知的障がいのある社員が高品質なチョークを製造し、その成果を社会に還元しています。リニューアルされたチョークは、環境に配慮しただけでなく、多様な特性を持つ人々が活躍できる場を提供しているのです。