北海道製油所のZEB化
2026-06-30 16:42:16

北海道製油所プロダクションセンターのZEB化が達成、持続可能な未来へ一歩前進

北海道製油所の新たな挑戦



最近、北海道苫小牧市にある出光興産の製油所では、プロダクションセンターのZEB(ネットゼロエネルギービル)化工事が完了し、運用が開始されました。このプロダクションセンターは、原油の受け入れから製品の出荷に至るまで、24時間体制で操業されており、そのエネルギー消費が非常に高い施設です。

ZEB化への道のり



ZEB化は、年間のエネルギー消費を正味ゼロまたはマイナスにすることを目指す取り組みで、出光興産はこの達成に向けて高効率の設備や太陽光発電設備の導入を行いました。特に、プロダクションセンターの改修においては、エネルギー削減率109%を達成し、BELS制度において最高ランクの5★『ZEB』認証も取得しています。

改修内容の詳細



改修プロジェクトでは、次の2つの主要施策が実施されました。
1. 高効率設備への更新:空調、換気、給湯、照明といった設備を高効率な機器に替え、年間で4,763GJものエネルギーを削減しました。これは、改修前の消費エネルギーの56%に相当します。
2. 太陽光発電設備の導入:使用済みエネルギーを補うため、製油所内の所員用駐車場に726kWの太陽光発電設備を設置しました。この新たな発電施設は、必要なエネルギーを生み出し、ZEBの基準の達成を後押しします。

北日本における先進的な事例



この取り組みは、既存の建物を対象としたZEB化の中で国内でも特に先進的な事例として評価されています。新築が前提のZEB認証を取得するよりも、既存耐震基準の設備での改修は難易度が高く、多くの制約条件が存在するため、その成功は他の事業所にとっても重要な指標になります。さらに、このプロジェクトは北日本地域における最大規模のZEB化改修ともなり、地域経済や環境への貢献にも寄与しています。

脱炭素社会への貢献



現在、日本は2050年カーボンニュートラルの達成を目指しています。そのため、業務部門でのエネルギー起源CO₂の削減が急務とされており、出光興産のプロダクションセンターのZEB化は、その社会的課題に応える重要な一歩となります。出光興産は今後も、低炭素エネルギー供給拠点への移行を目指し、「CNXセンター化構想」を実施していきます。この構想の下では、次世代エネルギーやソリューションの実装も進められ、その中にはCO2の回収・貯留技術(CCS)や、再生可能エネルギーを利用したグリーン水素の生産なども含まれています。

未来を見据えた発展



北海道製油所は、これからも持続可能な運用を目指し、エネルギー効率を高めるとともに、社会全体の環境への影響を軽減するための革新的な取り組みを続けていくことでしょう。地域に根ざしたエネルギー業務の新たなモデルとして、さらなる魅力的な開発が期待されます。


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