「UPOPOY Ice Park」で楽しむアイヌ文化と氷の芸術

2025年2月の「さっぽろ雪まつり」に併せて、狸小路5丁目の「空き地」で開催されるイベント「UPOPOY Ice Park Ice Sculptures by World Champion Team」は、アイヌ文化をテーマにした氷彫刻展です。このイベントは、株式会社エイチ・アイ・エス（HIS）が公益財団法人アイヌ民族文化財団の支援を受け、多くの外国人観光客を迎え入れることを目指して実施されます。

「さっぽろ雪まつり」は世界最大級の冬の祭典で、昨年は約240万人が訪れ、国内外から注目を集めています。今年の開催地となる狸小路五丁目「空き地」は、普段から地域の交流の場として利用されていますが、この特別な期間には、アイヌ文化の美しさや魅力を感じられるアイスアートが多数展示されます。

アイヌ文化の魅力を氷彫刻で再現

イベントでは、国際大会で数々の賞を受賞した氷彫刻師たちが手掛けた氷の彫刻が並びます。特にアイヌ民族の伝統的な模様やシンボルをテーマにした作品は、彼らの文化を感じさせるものばかりです。大きな氷像は、高さ4m、横幅12mを超える壮大なもので、アイヌ民族にちなんだフクロウやオジロワシがメインモチーフとして会場を彩ります。

展示される氷彫刻は、現代的な照明効果によって彩られ、昼夜を問わず非日常的な雰囲気を演出します。このロマンティックな空間で文化への理解を深めることができるのは、訪れる誰にとっても特別な体験となるでしょう。

伝統的なアイヌ料理と飲み物を楽しむ

また、アイヌ文化をより体感できるコーナーとして、アイスバーも設置され、アイヌにちなんだ飲み物が提供されます。さらに、アイヌの伝統料理を楽しめるフードスタンドも登場。特別メニューとして現代風にアレンジしたアイヌ料理も用意されているので、訪れる人々は美味しい料理を味わいながら文化交流を楽しむことができます。