LivMapがもたらす北海道自治体の現場DX
株式会社はんぽさきが開発した共有地図アプリ「LivMap」が、北海道にある6つの自治体に導入されました。このアプリは、現場の状況や作業の進捗をスマホひとつでリアルタイムに共有できるのが特徴です。導入自治体は幕別町、乙部町、倶知安町、滝川市、芽室町、鹿追町で、道路管理や除雪作業、水道管理、災害対応に役立っています。特に北海道では、近年発生した線状降水帯の影響を受け、迅速な情報収集が求められる場面が多くあり、その必要性が増しています。
導入自治体の具体的な状況
1.
幕別町では、LivMapを利用し平常時および非常時の道路管理や災害対応が行われています。導入当初、同町は異なるツールで情報を管理していたため、位置特定に遅れが見られましたが、LivMapの導入後は迅速な被災状況把握が可能になり、全庁での採用が決まりました。今後は地域インフラの管理に活用される見込みです。
2.
乙部町は、大雨災害の際に災害情報の管理が煩雑になっていた問題を解決するためにLivMapを導入しました。SNSや電話、紙地図を用いた情報収集から、操作性の高いユーザーインターフェイスを持つLivMapが選ばれることで、現場でも効率的な情報管理が実現しました。
3.
倶知安町では、導入後の通報対応が平均30分に短縮され、位置情報や現場写真のリアルタイム共有により、職員間の連携が大幅に向上しました。特に雪に覆われた排水桝の位置情報を把握する業務が効率化されています。
4.
滝川市もLivMapを活用し、情報の一元管理によって業務の煩雑さを解消しました。これにより作業の実施状況や通報地点の把握が容易になり、パトロールの効率も向上しています。
5.
芽室町は現場の情報整理が重要視され、LivMapによって複数の現場情報を一元化。災害時や除雪時のパトロール効率が期待されています。
立役者「UPDATE179」
LivMapの導入の大きなきっかけは、北海道庁による地域課題解決型ピッチイベント「UPDATE179」です。この場で、全国各地から集まった企業がデジタル技術を活用した解決策を提案し、多くの自治体とのマッチングが行われました。特に乙部町や幕別町はここでの出会いをきっかけにLivMapに興味を持ち、導入へと至りました。
今後の展望
LivMapは、デジタル技術によるフィールド業務の改革を通じて、北海道内外の自治体や企業の現場DXをサポートしていく方針です。共有地図を使用することで、作業の効率化や情報の透明性が向上し、地域課題への対応がよりスムーズになることが期待されています。
このように、LivMapは単なる地図アプリを超え、北海道の自治体における業務の効率化や災害対応力の向上に寄与しています。今後の展開にも注目です。