北海道で実施される「ゼロカーボン塾」とは
特定非営利活動法人イシュープラスデザインが、公益財団法人北海道環境財団と連携して展開する「ゼロカーボン塾」の取り組みが始まりました。このプログラムは、道内の市町村職員に地域の脱炭素化を促進するための知識と技能を提供する目的で設立されました。
「ゼロカーボン塾」では、政策形成や地域協働について学ぶことができ、また参加者同士のノウハウ共有を促すネットワーク作りが行われます。これにより、高まる環境意識を背景に、地域が主体的に脱炭素に向けたアプローチを図る一助となることを目指しています。
プログラムの内容
今年度の「ゼロカーボン塾」では、複数のテーマ別研修や現地視察、個別フォローアップが実施され、その成果は2026年の報告会で発表される予定です。この取り組みにより、市町村は自らの脱炭素推進を加速させる手法を見出していくでしょう。
特に「総論編研修会」では、脱炭素を進めるための地球温暖化や気候危機についての知識を深めるだけでなく、参加者が協力し合い、相手の立場を理解することを培うワークショップ型研修「脱炭素まちづくりPLAY!」が行われました。
体験型学習
この研修は、カードを用いたロールプレイングゲームの形で進行され、参加者は未来のシミュレーションを体験。さまざまな立場の人々との交渉や協力を通じて、地域の問題解決についての気づきを得ることができました。その際の対話を重視することで、地域ごとの課題や解決策を共有し、学びを深める重要な機会となります。
今後の展望
「ゼロカーボン塾」は今後、テーマに特化した研修、現地視察研修、個別のフォローアップを継続して行い、最終的には地域住民や職員が一緒になって脱炭素に向けての行動を起こせるような成果を創出していきます。今年度の実施をきっかけに、北海道内での脱炭素に関する意識向上が期待されており、特に基礎自治体との協働も活発化する見込みです。
このプログラムに興味がある方は、特定非営利活動法人イシュープラスデザインまでお気軽にお問い合わせください。共にできる地域づくりへの参加をお待ちしています。
共創パートナーシップ
このプロジェクトは、公益財団法人北海道環境財団と連携して進行されています。この団体は市民や企業に向けた環境保全活動の支援を行っており、地域の気候変動対策への取り組みを多角的に推進しています。また、イシュープラスデザインは社会の様々な課題に対してデザインの力を用いて解決策を提供する団体で、今回のゼロカーボン塾もその一環として位置づけられています。