札幌で開催した「3DCG Magicalworld in Sapporo」
2024年1月18日と19日の両日、札幌市内で「3DCG Magicalworld in Sapporo」というイベントが開かれ、600名以上の小中学生や保護者が参加しました。これは合同会社DMM.comが、地域の産業振興を目的に実施したもので、子どもたちに3DCGの楽しさを伝えるための素晴らしい機会となりました。
イベントの目的と内容
このイベントは、子どもたちに3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)に触れさせ、未来のクリエイターを育成することを目的としています。また、保護者には3DCGの金融活動や教育における役割についてを広く知ってもらうための意義もあります。体験型ブースや業界の専門家によるトークイベントを通じて、多くの参加者がさまざまな体験をしました。
3DCG作品作りの体験
会場では、ZBrushという3DCG編集ソフトを使用して、オリジナルな3D作品を作成する体験も提供されました。具体的には、自分だけの夢の時計台や、札幌の風景に合ったキャラクターをデザインすることができるブースが設置されていました。初めて3DCGに触れる子どもたちも、講師陣からの丁寧なサポートを受けながら、楽しみを見つけていました。
参加者の中には、自宅でもこの技術を続けたいとZBrushのダウンロードを依頼する子どももおり、その熱意が感じられました。作成した作品はARデータとして持ち帰ることが出来、イベント会場内のARシティに展示されるなど、多くの注目を集めました。
AR体験で感動の瞬間を
「ARシティ」と呼ばれる常設展示コーナーでは、子どもたちが制作した3Dモデルが、サッポロファクトリーの会場内に実在しているかのように投影される不思議な体験ができました。また、最新の3D映像が立体的に視覚化されるコーナーもあり、保護者たちもその魅力に引き込まれていました。
スペシャルトークイベントでリアルな業界を学ぶ
トークイベントでは、実際に3DCG業界で働くメンバーから、キャリア形成や未来に向けたアドバイスが行われました。話を聞くことで、子どもたち及び保護者は今後の進路や可能性について具体的なイメージを持つことができたようです。2人の講師、鈴木卓矢氏(株式会社SAFEHOUSE)と村中悠介氏(DMM.com)は、自身の経験を交えながら、今の3DCG技術の重要性を強調しました。
DMM地方創生の取り組み
DMMは地方創生に積極的に取り組んでおり、地域の特徴に合わせた様々な事業を展開しています。教育や人材育成を通じて地域の可能性を引き出すことが目標です。今回のイベントもその一環として、地域の若い人材に新しい創造の場を提供しました。
このようなイベントが今後も続くことで、北海道はクリエイティブな人材が育つ場になっていくことでしょう。