視覚障害者誘導体験会
2025-08-21 09:04:21

視覚障害者のための誘導アイテム体験会が実施、パラアスリートの反応は

視覚障害者の移動を支援する新たな試み



7月23日、茨城県筑西市の関彰商事株式会社つくば本社ロビーで、視覚障害者のための歩行誘導アイテムを体験するイベントが行われました。このイベントには、日本のゴールボール代表強化選手である山口凌河選手と高橋利恵子選手が参加。視覚障害者支援のために開発された新しい製品を実際に使って、その効果を体験しました。

「歩導くんガイドウェイ」とは?



参加者が試した製品の中でも、特に注目を集めたのが「歩導くんガイドウェイ」です。この製品は、幅300mm、高さ最大7mmの屋内用ゴムマットで、視覚障害者が白杖を使って床との違いを確認しやすい設計となっています。両端がスロープ状になっているため、車椅子やベビーカーでも通行可能です。

体験者の声



山口選手は、「点字ブロックとは異なりますが、しっかりと誘導される感覚が得られました」とその感触を評価。一方、高橋選手も「とても認識しやすく、使いやすさを感じた」と語りました。このマットは、公共施設やオフィス、商業施設など、様々な場所に設置可能です。

トイレ誘導ライン「ガイドレット」



さらに、視覚障害者トイレ誘導ライン「ガイドレット」も体験されました。これは、バリアフリートイレ内での動線を明確にし、迷子を防ぐために開発された製品です。高橋選手は「バリアフリートイレで迷子になることがあるので、これがあれば利用しやすくなる」と期待を寄せました。

自立的な移動を促す「ココテープ」



視覚障害者歩行テープ「ココテープ」は、持ち運びができる便利な道具です。必要な場所に貼ることで、自立的な移動を支援します。山口選手によれば、「講演のステージや新幹線の座席に戻る目印として使える」とその活用方法を語りました。

高橋選手も「こういったアイテムに対する理解が深まれば、もっと便利な社会になる」と願いを述べました。

関彰商事と錦城護謨の取り組み



今回の体験会は、関彰商事株式会社の協力のもと、錦城護謨が企画しました。錦城護謨は視覚障害者用の製品開発に力を入れており、今後も公共・民間施設での普及推進に努めるとしています。

これからの展望



「歩導くんガイドウェイ」や「ココテープ」などの製品は、視覚障害者をはじめとするすべての人が自由に移動できる環境づくりに貢献することを目指しています。あらゆる人が安心して移動できる社会への一歩として、今後の普及が期待されます。

イベントのまとめ



本体験会は、視覚障害者支援における新しい試みとして、参加者たちに新たな体験を提供しました。パラアスリートたちの反応からも、これらの道具が実際にどれだけ役立つかが明らかとなり、今後の展開に期待が寄せられています。


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