エニトグループと北海道警察が連携した詐欺対策啓発活動
最近、SNS型の投資やロマンス詐欺が急増し、多くの被害者を生んでいます。特に北海道内では、2025年に入ってから約15億6,300万円の被害が報告されており、これはSNS型投資詐欺とロマンス詐欺の両方を含んでいます。そんな中、エニトグループ(「with」や「Omiai」を運営)と北海道警察が手を組み、詐欺被害対策に向けた啓発活動を行うことになりました。
啓発活動の背景と目的
エニトグループは、ユーザーが安心してマッチングアプリを利用できる環境づくりを重視しています。これまでにも、マッチングアプリ利用の安全対策として「トラスト&セーフティー室」を設置し、悪質なユーザーの監視体制を整えてきました。しかしながら、その努力だけでは不十分であると判断し、北海道警察との連携を強化することになりました。これにより、ユーザーがより具体的な対策情報を得られるようにすることを目的としています。
具体的な活動内容
今回の啓発活動では、エニトグループが北海道在住の「with」や「Omiai」ユーザーに向けて、SNS型投資・ロマンス詐欺の手口やその対策について紹介します。公式ウェブサイトや公式SNSを通じて、詐欺の手法や注意点を詳しく解説することで、利用者が騙されるリスクを減少させる狙いがあります。また、悪質なユーザーを早期に検知し、注意喚起を行う体制を整えています。特に、デート前のメッセージでSNSの連絡先を交換する際には、双方に警告を出すシステムを導入し、安全性を高めています。
今後の展望
エニトグループは今後も、警察庁や各地方の警察、国民生活センターと定期的に情報を共有し、啓発活動を進めていく方針です。さらには、2025年4月に「アドバイザリーボード」を発足させ、専門家と協働しながら社会課題を意識した取り組みを進めていく予定です。このように、マッチングアプリの利用を安心安全なものにするための環境づくりを一層強化し、利用者からの信頼を得る努力が続けられています。
北海道警察からのコメント
北海道警察によると、SNS型ロマンス詐欺は出会った相手との距離感を利用し、金銭をだまし取る手口です。同警察は、今回の啓発活動が利用者に対して効果的な警告となることを期待しています。これにより、実際の被害を低減させることができると信じています。
まとめ
エニトグループのこの取り組みは、マッチングアプリに対する信頼と安全性向上に寄与するものです。利用者が安心して出会いを楽しむことができるよう、さらなる努力が期待されます。これからも、様々なライフイベントを支える生活インフラの一端を担うべく、エニトグループは社会に新たな価値を提供し続けていくことを目指しています。