地域おこしと清掃活動の融合 北海道・余市で行われるビーチクリーンの新たな試み
北海道・余市町で開催されるビーチクリーンは、ただの清掃活動に留まらず、地域活性化やコミュニティ形成を目指すユニークな取り組みです。このプロジェクトは、「machiDAO」の下で地域おこし協力隊の西川浩子さんが運営し、2026年開催の第3回ビーチクリーンでは、参加者が集まり海岸をきれいにしました。プロジェクトの目標は、ゴミ拾いそのものが必要なくなる未来を目指すこと。
クリーンアドプロジェクトの概要
このイベントは「クリーンアドプロジェクト」と呼ばれ、余市町のデジタルコミュニティ「machiDAO」と横乗りスポーツのメディア「ヨコノリタウン」が共同で運営しています。元々はmachiDAOが定期的に開催していたビーチクリーンを進化させ、経済の循環を生む仕組みが取り入れられています。海をきれいにするだけでなく、清掃を起点として地域のお金と人が動く仕組みが大きな特徴です。
「クリーンアド」という名前には二つの意味が込められています。
- - Adventure(冒険): ごみ拾いを楽しむ冒険として捉えること
- - Advance(前進): ごみ拾いが特別なことではなく、日常的な行動にしていくこと
このように、参加者を飽きさせない工夫が施されています。
2026年シーズンの開催について
2026年のビーチクリーンは、毎月第一日曜日に行われ、期間は5月から10月までです。参加は無料で持ち物は動きやすい服装とサンダルのみ。清掃が終わると、町内の飲食店でランチ交流会があります。参加者にとっての交流の場にもなっています。
開催概要
- - 開催期間: 5月〜10月 毎月第一日曜日
- - 場所: 余市町内の海岸(毎回変更)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 清掃は制限なし、ランチ交流会は10名
- - 持ち物: 動きやすい服装、サンダル、タオル(清掃道具は不要)
- - 送迎: 小樽駅・余市駅への送迎あり
- - 申し込み方法: machiDAOのX・Discordでの告知を通じて
ごみ拾いを通じて見えてきた課題
西川さんが余市町で気づいたのは、海の近くで漂着ごみが多いという点。これに対して「自分たちが行動しよう」と始まったこの活動は、ただのごみ拾いではなく地域の人々が集まる場を意図して設計されています。活動は義務感からではなく、楽しめるものであることを大切にしています。
清掃後のランチ交流会は、支援金を元に参加者にランチ代の補助が行われます。この助成金制度は、参加者の人数によって分配され、少ない人数のときほど一人あたりの補助額が増えるというメリットがあります。これにより、食事代が無料になることもしばしばあります。
2026年の活動の記録
2026年は5月からスタートしましたが、7月までに3回を数えました。
- - 第1回: 5月3日、参加者9名。天候に恵まれ、ゴミは例年より少なく、地域の家族連れと観光客が参加。
- - 第2回: 6月7日、参加者7名。多くのゴミがあり、交流会では地元の美味しい料理を楽しむ。
- - 第3回: 7月5日、イエローハット裏ビーチで最大量のごみが収集され、参加者の熱中状態が話題に。
参加者は20代から70代まで様々で、町内外からも参加があり、リピーターも増加しています。
次回の開催と参加者へのメッセージ
次回のビーチクリーン・ランチ交流会は8月1日(土)、白岩海岸で開催予定です。事前に申込が必要で、定員に達し次第締め切りとなります。西川さんは、今後参加を考えている人に向けて、一人で参加するのも楽しいし、仲間ができるチャンスでもあると語っています。ぜひ気軽に参加してもらいたいとのメッセージを伝えています。「海をきれいにして、おいしいごはんを食べて、新しい出会いが待っています。」