札幌駅前通アワード:アートで描く未来の都市
札幌の中心である「札幌駅前通」に、新しい文化的な風を吹き込むべく、第3回「札幌駅前通アワード」が開催されます。このイベントは、まちづくりとアートを結びつけるプラットフォームとして、札幌をクリエイティブな街として発信することを目的としています。
アワードの背景と目的
「札幌駅前通アワード」は、札幌駅地下歩行空間「チ・カ・ホ」や新しく誕生するオフィスビル「THE VILLAGE SAPPORO」を舞台に、都市の魅力を引き出すアイデアやアート作品を募集します。特に、アートが公共空間に与える影響について考える機会となることでしょう。
2026年4月には「THE VILLAGE SAPPORO」が竣工し、ここで展示される映像作品を通じて多様な「つながり」をテーマにした新たな価値を生み出そうとしています。参加者は、自由な発想を駆使し「LINK」というテーマに基づいた映像作品を応募してください。
応募概要と条件
応募期間は2025年8月15日から10月15日まで。映像作品は1.5分(90秒)以内で、サムネイル画像も合わせて提出する必要があります。応募料は無料で、年齢や国籍を問わず誰でも参加可能です。ただし、日本語での応募が必須となります。公共空間にふさわしいテーマであることが求められ、広告宣伝を目的とした内容の作品は審査対象外です。
入選作品は、チ・カ・ホ仮囲いや「THE VILLAGE SAPPORO」のサイネージで展示される予定です。ビルのB1Fエントランスには大型デジタルサイネージが設置され、選ばれた作品が放映されることになります。さらに、最優秀賞(20万円)、優秀賞(5万円)、いちご賞(5万円)などの賞も用意されています。
アートが生み出す新しいつながり
「チ・カ・ホ」は、札幌駅と大通駅を結ぶ地下通路で、ただの通行場所ではなく、アートやイベントの場としても機能しています。過去には公共空間とアートの関係を探求する試みが行われてきましたが、今回のアワードでは、映像表現が公共空間でどのように活きていくかを問います。応募者は映像を通じて、来訪者の興味を引きつける新たなアート体験を提供することが期待されています。
審査についての詳細
審査は書類審査のみで2025年11月に行われる予定です。入選作品は、今年の12月から来年の3月にかけて展示され、サイネージでの放映は2026年4月末頃から開始されます。審査員には新千歳空港国際アニメーション映画祭のディレクターや美術館の学芸員など、各分野の専門家が参加し、応募作品の創造性や公共性を評価します。
参加方法
興味のある方は、公式サイトから応募フォームをダウンロードし、必要事項を記入の上、映像作品をウェブ上にアップロードし、それを基に応募する流れとなります。応募作品が第三者の権利を侵害していないか、また公共性に反する内容になっていないかをしっかりと確認することが重要です。
札幌駅前通を新たなアートの拠点として盛り上げていくこのアワードに、ぜひとも参加してみてはいかがでしょうか。新しい都市の魅力を共に創造していきましょう!