2025さっぽろ雪まつりの注目ポイント:プロジェクションマッピング
2025年の「さっぽろ雪まつり」では、特に注目される大雪像として「小樽 銀鱗荘」が登場します。この大雪像は、北海道の歴史的な建築物をモデルにしており、2016年に国登録有形文化財に指定された「銀鱗荘」を忠実に再現。ここでは、プロジェクションマッピング「The Lights of Otaru」が実施され、訪れた人々をエモーショナルな体験へと導きます。
特徴的なプロジェクションマッピング
プロジェクションマッピングは、高輝度プロジェクターを用いて映像を大雪像や建築物に投影する芸術形式です。今回の「小樽 銀鱗荘」に施されるプロジェクションマッピングは、版画や切り絵をモチーフにしていて、音楽とともに小樽の歴史をつむぎ出します。歴史ある小樽とその文化を背景に、ダイナミックかつ美しい映像で、観光名所にスポットライトを当て、観客の心に深く残る映像体験を提供します。
見どころとスケジュール
プロジェクションマッピングは、2025年2月4日から2月11日の間、大通8丁目「雪のHTB広場」で行われ、毎日午後5時30分から午後8時30分まで、30分ごとに上映されます。この期間中、プロジェクションマッピングの特別な演出を楽しむことができます。ただし、混雑状況に応じて上映スケジュールが変更される可能性があるため、公式サイトなどでの確認をおすすめします。
銀鱗荘の魅力
「小樽 銀鱗荘」は、鰊漁で栄えた猪俣安之丞氏が明治時代後期に建てた鰊漁家の素晴らしい建築物です。この建物は、小樽や余市の文化を今に伝える貴重な資源として広く知られています。特にその外観は、せり上がった庇が個性的で、伝統的な技術が巧みに施されています。金物の美しさや構造の巧妙さは、当時の技術者の巧妙さを物語るもので、訪れる人々を魅了します。
制作の舞台裏
大雪像は「HTB北海道テレビ」と「さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会」が共同で制作し、延べ1,000人以上のボランティアによる力作です。制作は、2025年の雪まつりに向けて2024年の1月7日から2月3日までの28日間をかけて行われました。この大雪像は、幅22m、奥行き18m、高さ10mの迫力あるスケールを誇ります。
終わりに
「小樽 銀鱗荘」のプロジェクションマッピングは、ただの映像体験ではなく、小樽の自然や文化、歴史を改めて認識するきっかけとなるでしょう。2025年冬、さっぽろ雪まつりでぜひこの幻想的な光の饗宴を体験してください。北海道の冬の魅力を存分に味わえる特別な時間になるに違いありません。