北海道の「ナチュラル・ビズ・スタイル」について
北海道では、地球温暖化対策を推進するために、従来のクールビズやウォームビズに加え、新しい取り組みとして「ナチュラル・ビズ・スタイル」を導入しています。この取り組みは、2021年度から始まり、年間を通じて職員が自主的に選ぶ服装で互いに快適に働けるようにという方針から成っています。
年間を通じた取組の背景
まず、この「ナチュラル・ビズ・スタイル」は、特に気温が高くなる夏季において作業効率の低下を防ぎ、冷房によるエネルギー消費の削減に寄与することを目的としています。このため、令和7年5月26日から10月3日までの期間を「取組強化期間」と定め、職員や道民に対してこのスタイルの実践を強く呼びかけています。
3つのコンセプト
「ナチュラル・ビズ・スタイル」には、以下の3つの重要なコンセプトがあります。
1. 自然を意識する
北海道の気候は日によって、また昼と夜で気温に大きな変化があります。このため、その日の気温に応じた適切な服装を選ぶことが求められます。職員が自然の変化に敏感であり、臨機応変に対応することが求められます。
2. TPOを意識する
服装は、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)に合わせて選ぶことが大切です。不快感や違和感を与えないよう、清潔感があり、職務に適した服装を心がけることが求められます。
3. 省エネを意識する
冷暖房に過度に依存せず、自然の風や日光といった資源を生かして、服装による体感温度の調整を行い、エネルギーの節約に努めることが必要です。
さらに広がる取り組み
この「ナチュラル・ビズ・スタイル」の推進に加えて、北海道では「ほっかいどう省エネ・3Sキャンペーン」や「北海道クールあいらんどキャンペーン」などを通じて、道民や事業者にしても省エネ行動を奨励しています。これらの取り組みは、地域全体での環境意識の向上につながり、持続可能な社会をつくるための重要なステップとなることでしょう。
参考リンク
お問い合わせ先
この取り組みに関しての問い合わせは、北海道経済部ゼロカーボン推進局ゼロカーボン戦略課までご連絡ください。
電話: 011-206-7948
北海道が目指す持続可能な未来のために、「ナチュラル・ビズ・スタイル」にぜひご参加ください。