CyberCrewが仏カルフール社の名誉の賞に掲載される快挙

株式会社CyberCrew（東京都千代田区、代表取締役：香川健志）は、フランスの大手小売グループであるカルフール社が運営する「Security Hall of Fame」に名を連ねたことを発表しました。この掲載は、CyberCrewがカルフールのWebサービスに関して発見したセキュリティの脆弱性を、責任ある方法で報告した結果として評価されたものです。

Security Hall of Fameとは

「Security Hall of Fame」は、カルフールが製品やWebサービスに関連するセキュリティ上の問題を発見し、それを善意で報告した個人や組織の名前が公開されるページです。この取り組みは、グローバルなサイバーセキュリティ意識の向上を促す重要な活動となっています。

掲載の背景とCyberCrewのアプローチ

CyberCrewは、カルフールのWebサービスにおける課題を発見し、これを責任ある開示の原則に則って報告しました。このような対応が同社のセキュリティ向上に寄与した結果として、当社名が掲載される栄誉に浴しました。

近年、サイバー攻撃のリスクが巧妙化する中、企業と協力して脆弱性を早期発見・是正することがますます重要になっています。CyberCrewは「脆弱性を攻撃に使用しない」というポリシーのもと、企業と社会全体の安全性を重視した調査・報告活動を進めています。この実績が評価され、名誉ある掲載につながりました。

これまでの評価実績

CyberCrewは、これまでにもいくつかの著名な企業で同様の取り組みを実施してきました。

- Panasonic CSIRTにおいては、Webサイトの脆弱性報告に対して感謝状を受領しました。
- Micro-Star International（MSI）では、協調的な脆弱性開示への貢献が認められ、公式Security Advisoryページに当社名が掲載されるなど、高く評価されています。

今後の展望

今後もCyberCrewは、責任ある開示に基づく報告を続け、攻撃者の視点を持ったセキュリティ検証を行っていきます。具体的には、実際の攻撃手法や侵入経路を考慮し、企業との連携を強化して日本国内外のセキュリティ水準の向上に寄与していきます。また、単なる脆弱性の指摘に留まらず、どのように侵入され、影響範囲が広がるのかを把握し、実用的な対応を進めていく所存です。

CyberCrewの企業理念

CyberCrewは、「すべての人が安心してインターネットを利用できる環境を作る」という理念の下、実践的なサイバーセキュリティサービスを提供しています。世界大会での優勝経験者や国際資格保有者からなる専門チームが在籍し、ペネトレーションテスト、情報漏えいリスクの検出、セキュリティ設計を支援しています。単なる診断に留まらず、どのように攻撃が成立するか、そして防ぐための明確な対策を提示することを強みとしています。