世界のスタートアップが集結!「HFX Kickoff Week」の魅力
2025年8月25日から29日まで、北広島市で開催された「HFX Kickoff Week」では、世界29カ国から選ばれた11社のスタートアップが参加しました。この貴重なプログラムは、北海道を舞台に地域課題の解決や魅力の向上を目指す事業共創をテーマにしています。
地元中学生との意見交換
プログラムの中で特に印象的だったのは、北広島市立広葉中学校の3年生とスタートアップチームによるワークショップです。テーマは「身の回りの課題を解決する新しい商品案」。中学生たちとスタートアップの参加者たちが意見を交わす中で、カルチャーの違いや地域独自の課題を理解する貴重な経験が生まれました。英語を使いながらのディスカッションは、未来の起業家としての意識を育む良い機会となりました。
地域の起業家との意見交換
また、道内で成功を収めたスタートアップや地域団体の担当者との交流も行われました。この場で共有された意見は、参加者たちにとって非常に刺激となり、北海道ならではの課題を解決するための新たな連携の芽を育む機会となりました。
現地視察で学ぶ北海道の実情
札幌市や北広島市を中心に、道内の企業や地域の課題を実際に体験する現地視察も行われました。スタートアップは、各地での企業活動を観察し、どう自社の製品やサービスが貢献できるかを具体的に考える場となりました。エスコンフィールド内での物流見学やニセコリゾートの訪問もあり、直接的な学びが得られました。
栗山英樹氏とのディスカッション
HFX Kickoff Weekの目玉の一つは、北海道日本ハムファイターズの栗山英樹氏との対談セッションでした。スタートアップ企業は、栗山氏の経験からビジネスにおける成功への知見を学びました。またスタートアップごとに個別のディスカッションも行われ、貴重なアドバイスを受けることができました。
企業との事業共創に向けた面談
ヤマトホールディングスやJTB、東急不動産、北海道銀行などのパートナー企業との面談も実施されました。参加企業はスタートアップのプロダクトを実際に体験することで、導入の検討が進むケースも出てきました。これにより、北海道の課題に対する協働の道が拓かれました。
参加したスタートアップの生の声
参加したスタートアップのメンバーは、それぞれが北海道での体験から学んだことを語りました。ApptronikのDave Lin氏は、「現地の人々の課題を深く理解することができた」と、地域視察の価値を称賛しました。また、EztiaのJack Wilson氏は、「人とのつながりの重要性」を感じ、地域との交流が社会課題解決に向けたモチベーションとなると言いました。
未来に向けたプログラムの発展
今後、採択スタートアップは「HFX Kickoff Week」で得た知見を活用し、地域の課題解決や魅力向上に取り組んでいきます。2026年には「HFX Demo Day」が予定されており、その成果を発表する機会も控えています。この3年のプログラムを通じて、地域とスタートアップの共創が深化することが期待されます。
学生の力で運営をサポート
また、北海道大学の学生たちが運営に協力する姿も印象的でした。彼らによる支援は、次世代の人材育成を促進し、地域課題に対する感度を高めるものとなっています。
まとめ
「HFX Kickoff Week」は、スタートアップと地域社会のつながりを深める貴重な機会であり、北海道の魅力を広げる重要なステップです。このプログラムを通じて、参加者たちが新たな気づきを得て、次の活動へとつなげていく様子が楽しみです。今後の展開にぜひご期待ください!