心のSOSワークショップ
2026-02-19 01:13:44

心のSOSに応える高校生向けワークショップを札幌で開催

高校生のための心のSOSワークショップ



子ども家庭庁は、札幌市内の3つの高校で、心のSOSに対応するためのワークショップを実施しました。この取り組みは道内では初の試みで、悩みを抱える友人に寄り添う方法や、自らの悩みへの対処方法について学ぶ機会を提供しました。

ワークショップの目的と実施概要


講座では、高校生たちにこどもが直面する様々な悩みや、それに対してどのようなサポートが求められるかを考えさせることが目的でした。参加者たちはNPO法人Light Ring.と第3の家族の講師から、カードゲームを通じて実践的なグループワークを体験しました。これにより、悩みを持つ友人への理解を深め、寄り添う方法を実践しました。

さらには、味方になってくれる大人のリストを配布し、相談を依頼できる大人の存在を認識させました。これは、相談をためらう子どもや若者にとって非常に重要な情報です。また、自己ケアの方法に関する知識も盛り込まれており、心の健康を守る意識を高める助けとなりました。

背景と札幌市の取り組み


自殺者数が過去最多となる532人を記録した令和7年の北海道の状況は、喫緊の課題となっています。特に若年層の自殺に伴う問題は深刻であり、進路の悩みや学業不振が主な要因として挙げられています。札幌市はこの事態を受け、「さっぽろ子どもの自殺危機対応チーム事業」にも取り組んでいます。

このような状況を受け、こども家庭庁は自殺対策と教育を連携させたキャンペーンを展開。札幌をワークショップの実施地に選定するなど、地域の特性に応じた自殺防止策を講じています。

ワークショップの様子


ワークショップは、最初にNPO法人Light Ring.の代表、石井綾華さんが挨拶を行い、「友人が困っているときにどのようにサポートできるか」を問いかけました。「求められるサポートは人によって異なるため、まずは気持ちに寄り添うことが大切」と力説。続いて、奥村春香さんが「大人リスト」の意義を解説し、相談方法が決まっていない場合でも安心して情報を得られる環境作りを強調しました。

ワークショップの後半では、カードゲームを利用したグループワークが行われました。学生たちは「悩み役」「サポーター役」「観察役」に分かれ、実際にカードを使って悩みを相談するという体験を通じて、対話の重要性を学びました。互いに意見交換を行うことで、友人の心理的な負担を理解し、支え合う方法を深く考えさせられました。

参加した学生の声


参加した生徒たちは、ワークショップを通じて多くの気づきを得ました。ある生徒は、「相手のことを考えてサポートを考えると、自然と相手の求めていることと一致することが多かった」と振り返りました。他の生徒は相談窓口の存在を知り、「自分だけが悩んでいるわけじゃないんだと感じ、安心した」と述べました。また、複数名の生徒が「相談することに前向きになれた」との感想を寄せ、自殺対策の重要性を実感している様子が伺えました。

今後の展望


教育現場でのこうした取り組みは、今後も続けられる予定です。2月23日には、大人向けの講演会が札幌市内で開催される予定で、こどもの自殺対策への関心を高め、社会全体での取り組みを促進する狙いもあります。高校生たちが心のSOSに気づき、適切に対応できるようになることが、より良い未来を築くために欠かせない要素と言えるでしょう。今後も地域での協力と教育への取り組みが、心の健康を支える礎となっていくことを期待しています。


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