ユニバーサル・スタジオ・ジャパン新社長の就任と未来展望
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営する合同会社ユー・エス・ジェイが、2025年6月1日付で新社長の村山卓氏を迎えることを発表しました。これにより、旧社長のJLボニエ氏はユニバーサル・ディスティネーション&エクスペリエンス社長兼COOに昇格し、環太平洋地域のビジネスを統括することになります。
JLボニエ氏の功績
JLボニエ氏は2015年の就任以来、USJの事業を大きく推進してきました。特に、ボニエ氏のリーダーシップのもと、USJはアジアでの集客数で第1位、世界で第3位のテーマパークへと成長しました。
ボニエ氏のこれまでのキャリアは、コムキャストのパーク部門のCFOから始まり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの買収においても重要な役割を果たしました。彼の経営手腕により、多くの新しいアトラクションやイベントが追加され、パークは常に進化し続けています。
彼は、USJが日本のみならず環太平洋地域のトップの旅行先となり、持続可能な成長を遂げるための基盤を築き上げました。パークを支えてきたすべての関係者に感謝を表しつつ、村山氏への期待も寄せています。
新社長村山卓氏のキャリア
新社長の村山卓氏は、米国の大学を卒業後、MBAを取得。フロリダでユニバーサル・パークス&リゾーツのリーダー養成プログラムを受けた後、ユー・エス・ジェイに入社しました。その後、パークの運営やマーケティング、パートナーシップ構築など、幅広くキャリアを重ねてきました。
特に、マーケティング部門での成功が評価され、大手企業やホテルとのパートナーシップを築いた実績があります。村山氏は、コロナ禍での運営再開をリードし、NO LIMIT!キャンペーンを通じて多くのゲストを引き寄せました。
村山氏は、USJにとって初の生え抜きの社長となることが期待されています。彼のリーダーシップの下で、さらなる事業拡大が期待されています。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの未来
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、2026年に創立25周年を迎えるにあたり、さらなる成長に向けたビジョンを打ち出しています。「超エンターテイニングな創造力で人と社会に“目覚め”を。」というコーポレート・ステートメントを掲げ、地域コミュニティやパートナー、ゲスト、従業員との協力を強化していく方針です。
村山氏は、ゲストに超感動と超興奮の体験を提供し、地域社会全体を活性化することに力を入れるとしています。彼は、人の持つ無限の可能性を信じ、全員がその力を開花させる環境を整えることを目指しています。
コメントと今後の展望
JLボニエ氏は、村山氏のリーダーシップの下でUSJが引き続き発展することに自信を示しました。村山氏自身も、ゲストに驚きと感動を提供し続けながら、地域社会に貢献していく決意を表明しています。ユー・エス・ジェイの今後に期待が高まる中で、新しいリーダーシップがどのような革新をもたらすのか、今後の動きに注目です。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、ハリウッド映画や日本のアニメをテーマにしたアトラクションを通じて、世界最高のエンターテインメント体験をゲストに提供し続けます。新社長の村山氏のもと、さらなる進化を遂げるUSJに期待がかかります。