帯広食べ歩きまちプロジェクト
2025-04-22 15:42:29

帯広食べ歩きまち株式会社設立と新たな都市再生プロジェクト

帯広食べ歩きまち株式会社設立と新たな都市再生プロジェクト



帯広での新しいまちづくりが発表されました。まちを歩き、食べて、地域の魅力を感じる「帯広食べ歩きまち株式会社」が、2025年5月から本格的に始動します。このプロジェクトは、食文化を中心に地域資源を活用し、観光、商業、文化が融合する新しい都市モデルの実現を目指します。

地域の再発見



「帯広・十勝らしさ」を大切にしつつ、地域の食や文化を再発見する機会を提供します。プロジェクトは、都市の再発明を掲げるscheme verge株式会社が共同で取り組むもので、十勝シティデザイン株式会社が2025年4月に設立する「帯広食べ歩きまち株式会社」に参画します。この企業は、幅広い地域事業者と連携し、観光、食、文化、AIなど、多様な分野の協力を深めていく予定です。

2025年6月には「帯広食べ歩きまちコンソーシアム」も立ち上がり、地域の関係者との連携強化が図られます。これにより、帯広市内全体を“面”として捉えた再生プランが具体化されることになります。

過去の取り組み



scheme verge社は2020年から地域の活動に貢献しており、名古屋大学と連携したシンポジウムを通じて、十勝シティデザインとその後の協力関係を築いてきました。また、2023年には「とかち帯広バス旅きっぷ」の販売を行うなど、地域との連携を進めてきました。

空洞化への挑戦



帯広中心市街地は、長年の人口減少や郊外化の影響を受け、その魅力が失われてきました。昨年、地域を代表する藤丸百貨店が閉店したことは、その象徴です。しかし、地域の民間事業者の取り組みが新たな可能性を秘めており、一つ一つの挑戦を繋げて大きな力にしていくことが重要です。新藤丸百貨店再建に向けた取組や、馬車BARの設立、ナイトタイムツーリズムの実施など、多くの企業が連携し、地域の活性化を試みています。

帯広食べ歩きまち構想の夢



本プロジェクトは、帯広の特性を活かして「歩いて楽しい」「食と人と文化に出会える」場を創出します。それにより、観光や商業、地域の文化が交差する新しい形のまちを描いていきます。観光開発、エリアマネジメント、地域商社、プロモーション、データマネジメントの5つの事業を通じて、地域の魅力を発信し、持続可能な都市づくりを目指します。

5つの事業戦略


1. 観光開発事業:体験型観光で法人や訪問者にまちの魅力を体感してもらう「食べ歩きツアー」や「バスツアー」を展開。
2. エリアマネジメント事業:美しい街並みを整備し、「もっと滞在したい」まちを作ります。
3. 地域商社事業:地域の魅力を共感に基づく購買に結びつけ、観光客・住民の交流を促進します。
4. プロモーション事業:SNSや広告を通じて、十勝の魅力を国内外に発信し、流動人口の創出を目指します。
5. データマネジメント事業:訪問者の行動データを分析し、まちの魅力を見える化していきます。

経営体制と今後の展開



代表取締役には、地域で著名な柏尾哲哉氏が就任し、地域企業が多数出資することで、多彩な視野でのまちづくりを進めます。2025年5月の事業開始を皮切りに、地域全体を巻き込んだ盛り上がりを期待しています。

次なる「帯広食べ歩きまちコンソーシアム」が開催されることで、地域の多様な意見やアイデアを集め、持続可能なまちづくりを進める体制を強化していきます。この新たな取り組みにより、帯広が地域の豊かな魅力を全国にも発信し、さらなる成長につながることが期待されます。


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