ウポポイでの特別な夏休み体験!
北海道白老町にあるウポポイ(民族共生象徴空間)が、2025年8月8日から17日までの間、特別イベント「
夏休みはウポポイ!2025」を開催します。このイベントは、アイヌ文化に触れることができる貴重な機会であり、子どもたちが自分だけの自由研究をするのにぴったりです。
イベントの内容と魅力
今回のテーマは「夜」。夜の時間まで延長された営業時間に合わせて、さまざまなプログラムが用意されています。特に印象的なのは、ウポポイのシンボルとも言えるポロトコタンで行われる、アイヌの伝統的な歌や踊りの披露です。これらのパフォーマンスは8月8日と9日、午後6時から7時まで行われ、アイヌ文化の深い魅力をダイレクトに感じることができます。
また、スカイランタンを打ち上げる「しらおいスカイランタンフェスティバル」も特別企画として予定されており、参加者は環境に配慮したスカイランタンにアイヌ文様を描き、夏の夜空を彩ります。このイベントは8月16日に行われ、事前申し込みが必要です。
さらに、映画鑑賞の機会も用意されています。8月10日から15日まで上映される『アイヌプリ』は、アイヌ文化を日常生活の中で実践する家族を追ったドキュメンタリーです。監督には、エミー賞を受賞した福永壮志氏が名を連ねています。特に10日には天内さんによる舞台挨拶もあり、映画の深い理解が得られるチャンスです。
家族で楽しむものづくりのワークショップ
日中のプログラムでは、親子で参加できる多数のワークショップが開催されます。例えば、昼間に行われるアイヌ料理の調理体験「ウトゥラノ スケアン ロ~いっしょに料理しましょう~」では、鹿肉を使ったアイヌ料理を一緒に作り、試食することができます。このプログラムは、子どもたちにアイヌ文化の食事や生活に関する知識を深めてもらうことを目的としています。
また、国立アイヌ民族博物館では、特別展示関連のイベントが行われ、アイヌ文化や博物館についての理解を深める「おしゃべりギャラリートーク」が企画されています。このトークは、子どもたちでも楽しめる内容となっているため、親子での参加に最適です。
トーハクくんとユリノキちゃんの登場!
さらに、東京国立博物館の公式キャラクターであるトーハクくんとユリノキちゃんも特別に登場し、子どもたちと交流する貴重な機会も設けられています。このようなキャラクターイベントは、子どもたちにとって楽しい記憶に残るでしょう。
ウポポイの基本情報
ウポポイは、2020年にオープンし、アイヌ文化の復興や創造を支援する拠点です。国立アイヌ民族博物館やフィールドミュージアム、慰霊施設などが複合的に融合した体験型の場で、来場者は自然とともにアイヌの歴史や文化を体感できます。
ウポポイへのアクセスは、JR白老駅から徒歩約10分、新千歳空港からは車や電車で約40分と非常に便利です。入場料は一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下は無料となっていますので、ぜひこの機会に家族で訪れてみてはいかがでしょうか?
詳しい情報や予約は、特設サイトや公式ウェブサイトをチェックしてください。楽しい夏休みの思い出作りに、ぜひウポポイを訪れて、アイヌ文化を体験してみてください!