名古屋大学との連携で進化する自動車技術
2024年5月の「モビリティDX戦略」策定を見据え、当社は名古屋大学の高田広章教授を新たな技術顧問として迎え入れました。この戦略は、自動車分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)と国際競争力の強化を目指しています。
高田教授は、名古屋大学 大学院情報学研究科の教授であり、附属組込みシステム研究センターのセンター長として、日々先端技術の研究に従事しています。リアルタイムOSや車載システムに特化した研究を行い、TOPPERSプロジェクトを通じてオープンソースのリアルタイムOSを開発してきた経歴があります。
技術顧問の招聘背景
当社は、経済産業省と国土交通省が推進する「モビリティDX戦略」に基づき、次世代自動車に関する技術研究を推進するための「Open SDV Initiative」や、名古屋大学との共同プロジェクトを展開してきました。また、名古屋大学のSDV研究室と連携し、自動車の通信機能を強化し、関連するAI技術やセンシング技術の研究にも取り組んでいます。
SDVの重要性
SDV(Software Defined Vehicle)とは、車両と外部との双方向通信機能を利用して車を制御する自動車のことを指します。これにより、販売後も機能や性能を拡張することが可能です。次世代自動車にとって、このテクノロジーは非常に重要であり、当社はその実用化に向けて邁進しています。
未来のビジョン
高田教授を迎え入れることにより、我々の研究開発に新しい視点と専門知識が加わります。自動運転技術やMaaS(Mobility as a Service)に必要な技術の進化を加速させ、業界全体の進展を支援することを目指します。この連携により、一歩先行く技術を社会に提供し、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献していく所存です。
今後の展望
当社は名古屋大学と共に、次世代自動車技術のリーダーとしての役割を担い、業界における革新を促進していきます。新たな取り組みや技術革新が未来のモビリティ社会へどのように貢献するのか、これからの動きにご期待ください。