名寄市の電力改革
2026-05-18 11:55:18

名寄市が導入した電力調達サービス「エネオク」でコスト削減とDX推進

名寄市が選んだ電力調達の新しい手法



北海道名寄市は、公共施設の電力コスト削減と業務のデジタル化を併せて進めるため、株式会社エナーバンクが提供する電力調達サービス「エネオク」を導入しました。この取り組みは、市が直面している厳しい財政状況を背景に、持続可能なエネルギーの調達方法を模索する中で生まれたものです。

「エネオク」とは?



「エネオク」はリバースオークション方式を採用した国内唯一の無料の電力調達サービスです。このサービスでは、入札を行う小売電気事業者が他社の価格をリアルタイムに確認しつつ、競争に参加します。これにより、単価の引き下げが促進され、最もコスト効率の良い電力供給者が選ばれます。名寄市では、令和8年4月から19の公共施設においてこのシステムを適用し、電力調達を行っています。

名寄市での実施内容



具体的には、名寄市内の小中学校や文化センター、リサイクルセンター、市立総合病院などが「エネオク」の対象となっており、電力調達に係る仕様書の整備やオークション条件のヒアリングなどが無償で行われています。オークションは2026年1月16日から27日までの期間で実施し、入札に参加する電気事業者は8社、入札回数は17回に達しました。

経済的な効果



オークションの結果、電力調達にかかるスタート価格は203,144,032円(税込み)であり、最終的な落札額は164,466,893円(税込み)でした。これにより、名寄市は年間38,677,139円のコスト削減を実現し、削減率は19%となりました。こうした成果は、名寄市の財政にとって大きな意味を持ちます。

DX推進とゼロカーボンへの道



名寄市では、電力コストの削減だけでなく、業務のデジタル化(DX)にも寄与しています。これにより、電力調達業務の効率化が進むと同時に、ゼロカーボンシティの実現に向けて再生可能エネルギーの導入を進めることが可能になります。「エネオク」を活用した取り組みは、市の他の施策とも連携しながら、“脱炭素”を目指す地域づくりに大きく貢献しています。

今後の展開



名寄市の関係者は、今後も状況を確認しながら「エネオク」を活用し、電力調達における効率化と再生可能エネルギーの導入を継続していく考えを示しています。この動きは、名寄市だけでなく、他の自治体にも注目されており、電力調達の新たなモデルとなる可能性を秘めています。

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企業情報



株式会社エナーバンクは、東京都中央区に本社を置く企業で、電力オークション「エネオク」の開発・運営を行っており、環境に配慮した電力調達の支援にも取り組んでいます。


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