タイミーが北広島市と連携協定締結、人材の新しい働き方を提供

タイミーが北広島市と手を組んで地域活性化を目指す

2023年、株式会社タイミーが北海道北広島市と包括連携協定を結びました。この提携により、同社が提供するスキマバイトの仕組みを活用し、地域経済の活性化を図ることが期待されています。これは北海道内の自治体との初の連携協定となり、マッチングサービスと自治体が手を組む新たなモデルとして注目されています。

北広島市の魅力と課題

北広島市は、美しい自然環境を有しながらも、都市機能が充実している魅力的なまちです。交通アクセスも良好で、札幌市や新千歳空港へのアクセスが容易。市内にはサイクリングロードや公園も点在しており、アウトドア活動も楽しめます。しかし、全国的な問題と同様に、人口減少と高齢化の進行が大きな課題となっています。特に20代の若者が市外に転出する傾向が強く、地域の活力が低下しているのです。

国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2045年には市の人口が約42,907人まで減少する見込みで、これは2015年から27.4％の減少を意味します。地域の産業の維持や経済の活力が厳しくなる中、2023年3月にはボールパークがオープンし、観光入込客数が前年対比で272.8%増加するなど、希望の兆しも見られます。

スポットワークの利便性

今回の協定では、タイミーが提供する「スポットワーク」の利便性が活かされます。これにより、好きな時間と場所で働くことができ、さまざまな年代の人々が新たな働き方を選択できる環境を整えます。特に、若年層の就職活動を促進するために、市内の事業者と連携してサポートを行うことも計画されています。これにより、地元企業への就職が促進され、地域経済の活性化にも寄与することでしょう。

また、この取り組みを通じて、地域の労働ニーズに応じた人材の確保や、人々の潜在的な労働力の活性化が期待されています。市内事業者への説明会の開催や、業界ごとの業務の切り出し方の提案も行なうことで、スムーズなマッチングを実現します。

タイミーの地域貢献

これまでにタイミーは15道府県、24の自治体と連携協定を締結しており、今回の北広島市との提携は25例目となります。北海道の自治体との連携は初めてであり、今後の進展が注目されます。タイミーは「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションのもと、北広島市の地域課題の解決に貢献していく考えです。