訪問看護の未来
2026-03-18 19:34:18

利益よりも公益を重視する訪問看護NPOの挑戦と展望を探る

訪問看護NPOの新たな挑戦



今回は、NPO法人精神医療サポートセンター・訪問看護ステーションいしずえの代表理事、田邉友也さんにお話を伺いました。田邉さんは精神看護専門看護師として北海道や青森などの過疎地を中心に、全国9カ所で訪問看護サービスを展開しています。その全ての拠点を一元管理するシステム「iBow」を運用し、公益性の高い看護サービスを提供されています。

訪問看護の現状と課題



「都心部でやれば利益は出る」と田邉さんは正直に語ります。実際、都市部では医療資源も豊富で、病院やクリニックも多く存在します。しかし、彼が力を注ぐのは、そうした恵まれない地域です。特に医療の過疎が深刻な北海道や青森では、訪問看護の重要性はますます高まっています。田邉さんは「医療の過疎状態・偏在は、思っている以上にひどい」と警鐘を鳴らします。彼は、質の高い医療を必要とする人たちにそのサービスを届けるために、全国各地で活動しています。

特に離島に住む「18トリソミー(エドワーズ症候群)」を抱える女の子、磨梨生(まりぃ)ちゃんのために、他のステーションと連携しながら訪問看護を行っている事例もあります。田邉さんは、「そこで生まれ、そこで暮らしたい人の気持ちを大切にしたい」と語り、彼女の気持ちに寄り添った看護を実践しています。

DXによる訪問看護の最適化



田邉さんが運営する9つの事業所は、訪問看護専用の電子カルテ「iBow」を用いています。「iBowを導入する前は、管理が大変だったが、このシステムのおかげで経営が一元化できた」と田邉さんは話します。導入当初は偶然インターネットで見つけたそうですが、今では大きな信頼を置いています。

訪問の際に1回100円の料金が発生しますが、田邉さんは「これを高いとは思わない」と断言します。その理由は、システムがトラブルなく運用され、手書きの作業が減り、人的コストが抑えられるからです。

さらに、iBowのシステムは9つの事業所を一元管理することができ、経営者である田邉さんは各事業所の記録を確認できます。また、各事業所の管理者は他の事業所の記録を見れないようアクセス権を設定することで、個人情報のセキュリティも保たれています。

地域医療を支える使命感



田邉さんは、「地域医療と精神医療をより良くしていくために、iBowと共に歩んでいければよい」と語り、訪問看護の重要性を広めています。在宅医療の現場を支えているiBowと彼の取り組みから生まれた新たな変化が生き生きと現れています。

このインタビューを通して、訪問看護の重要性や地域における医療の課題を深く知ることができました。田邉さんの情熱は、今後も多くの地域で必要とされることでしょう。それでは、彼の活動に関するインタビュー動画も是非ご覧ください。


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