介護職員の意識調査
2025-09-16 14:50:21

北海道の介護職員意識調査から見えてきたやりがいと課題

北海道の介護職員意識調査から見えてきたやりがいと課題



最近、ドクターメイト株式会社は北海道で勤務する介護職員213名を対象に意識調査を実施しました。この調査では、介護職員が感じる「やりがい」と、それに続く多くの課題が浮き彫りになりました。その結果、感謝の言葉が最大のモチベーションとなる一方で、北海道特有の交通の便の問題なども指摘されています。

介護の仕事に感じるやりがい


調査結果によると、介護職員が最も仕事に対して感じるやりがいは「利用者やその家族からの感謝や笑顔」だとしています。この感謝は、約33.3%の職員が挙げており、直接的な人とのつながりが強いモチベーションとなっています。この結果は、関東地方の調査と同じ傾向を示しており、介護職員の心を支えているのは地域を超えた共通の価値観であることが分かります。

仕事への満足度


満足度に関する調査では、「どちらともいえない」と回答した人が43.7%を占め、意見が二分化されていることが明らかになりました。一方で「やや満足している」と「とても満足している」を合計すると36.1%に達し、肯定的な意見が否定的な意見を上回る結果となりました。これは、他の地域と比べても一般的に北海道の介護職員は比較的ポジティブな見方を持っているようです。

北海道特有の課題


北海道の介護職員が直面する課題として最も多いのは、「賃金水準が低い」という点で、37.6%の職員がこの意見を挙げています。また、「人材が集まりにくい」という問題も32.9%の職員が懸念しています。そして、北海道ならではの課題として「交通の便」が9.9%が挙げられており、これは広大な土地特性からくるもので、東北地方よりも高い割合で示されました。このように、広範囲に広がる地域での介護業務は、移動の困難さが影響していることが浮き彫りになります。

将来の持続可能性に対する強い不安


将来の介護サービスの持続可能性に関する質問では、67.1%の職員が「持続可能ではない」との否定的意見を表明しました。この数値は、北海道の介護職員が強い不安を抱えていることを示しており、地域の介護提供体制が持続可能かどうかを懸念しています。また、この不安感は東北地方の51%を上回る割合で、より深刻な状況となっています。

まとめ


今回の調査から、北海道の介護職員は「感謝」によるやりがいを強く感じている一方で、低賃金や交通の不便さ、将来への不安という課題に直面していることが分かりました。これらの情報は、介護業界全体の改善を促し、さらなる支援が求められることを示しています。今後は、これらの課題に対してどのように取り組むかが重要であるといえるでしょう。


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