小森の新たな挑戦
2025-01-24 12:33:59

小森コーポレーション、持続可能な印刷業を目指す新たな取り組みを展開

小森コーポレーション、持続可能な印刷業への挑戦



小森コーポレーションは、オフセット印刷を中心に、印刷機器製造を手掛ける企業です。「印刷機を通じて社会課題を解決する」という理念の下、持続可能性に配慮した取り組みを進めています。この度、同社は環境経営の専門家である株式会社エスプールブルードットグリーンと連携し、サステナビリティに向けた新たな目標を設定しました。

印刷業界特有の課題とその解決策



オフセット印刷は、同社の売上の60%を占める主力事業ですが、その一方で環境への影響も指摘されています。1990年代から2000年代にかけて、持続可能性の重要性が高まり、環境活動に対する関心が増してきたことを受け、小森コーポレーションは2001年に環境委員会を設置しました。さらに、2013年には「グリーンプロジェクト」を発足させ、オフセット印刷現場での課題に取り組んでいます。特に自動刷版交換装置や、紙の使用量を減少させる自動調整機能の開発など、技術による社会貢献を目指しています。

外部専門家の活用により見えた新たな展望



しかし、社内だけでは解決が難しい課題も多く、「旗振り役がいない」という状況が浮き彫りになりました。非財務情報や環境報告書の要求が高まる中、外部の専門家に相談することで“どこまで対応すべきか”についての道筋を得る必要があると考えました。エスプールブルードットグリーンの選定理由は、その専門性の高さです。そして、担当者の人柄や、意見をしっかり聞いてくれる姿勢が、さらに安心感をもたらしました。

社内での共有と新たな目標



エスプールブルードットグリーンとの関わりを通じて、「当社が取り組むべきレベル」を明確にでき、自信を持って社内に提案することができました。具体的には、2030年に向けて「主力製品のCO₂排出量を30%削減」という明確な目標を掲げることができ、これを事業戦略に組み込むことに成功しました。これにより、企業としての社会的責任を果たしながら、持続可能な成長を実現していく考えです。

社外への情報発信と今後の展望



また、エスプールブルードットグリーンとの協力により、自社の取り組みをどのように社外に伝えていくかの戦略も整備しています。適切な情報開示が、ステークホルダーからの信頼を得る鍵となることを認識しています。今後も小森コーポレーションは、技術開発を通じて環境負荷を低減し、持続可能な社会の実現に寄与する企業として歩み続けます。

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出典:株式会社小森コーポレーション
エスプールブルードットグリーン(所在地:東京都千代田区外神田3-12-8、取締役社長:八林公平、設立2011年11月)


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