Compathのロングコース「自分と、他者と、社会とのつながりを問い直す」
現代社会は、一見便利でつながりがあるようでいて、実は無縁の状態に陥っていると感じる人も多いのではないでしょうか。特にAI技術が進展し、社会における人と人との接点が希薄になる中、ロングコース「自分と、他者と、社会とのつながりを問い直す」が2026年1月17日から始まります。このコースを通じて、無縁と過剰接続の間で光を見出す機会が提供されます。
運営するのは、北海道東川町に位置する大人のための教育機関、School for Life Compathです。この施設は、北欧のフォルケホイスコーレをモデルにした成人教育プログラムを展開しています。2026年のロングコースは、オンラインと滞在型の学びを融合させた約3ヶ月間のプログラムです。
コースのコアテーマ
男女を問わず、参加者は「つながり」というテーマで、自身と社会との関わりや、他者との関係性について深く考察します。SNSやAIの進展は、人々を常に接続しながらも本来の人間的つながりを薄れさせる一因ともなっています。そこで、このロングコースでは、皆が一堂に会し、意見を出し合いながら、充実した「つながり」を深めていくことが狙いです。
日程と参加方法
ロングコースは、2026年1月17日から2月28日までオンライン授業(全8回)を行い、その後、東川町での共同生活(4週間)が待っています。参加者は、オンライプログラムを活用しつつ、豊かな自然環境や地域社会に身を置きながら、他者との関係を深めていきます。さらに、オンライン参加だけのオプションもあり、参加しやすくなっています。
講師陣の紹介
今回のコースの特色は、優れた講師陣にあります。
- - 中島岳志氏(東京科学大学教授)による「主権は人間だけに与えられたものなのか?」という問いに始まり、
- - ニールセン北村朋子氏(文化翻訳家)がデンマークの生活からデモクラシーについて語り、
- - 安斎勇樹氏(株式会社MIMIGURI Co-CEO)が自分の探究テーマを持つことの意義を教えます。
- - 影山知明氏(クルミドコーヒー)からは、身近なコミュニティでの営みについて学びます。
このように各講師が異なる視点を持ち寄ることで、参加者は多角的な学びを得ることができます。
共同生活での学び
共同生活は、価値観や背景が異なる仲間たちと共に過ごす貴重な機会です。ここでは、実際の社会を縮図として体験し、違いを認め合いながらダイアログを重ねていきます。特にデモクラシーを実践する場として、参加者同士の協力を通じた新たな発見や、つながりの重要性を実感できるはずです。
参加情報
参加者の募集は16名までで、前回よりもさらにこの機会が注目されています。参加希望者は、2026年1月14日まで申し込みが可能です。興味のある方は、公式ウェブサイトから詳細情報を確認し、お早めに応募をお勧めします。
このロングコースは、単なる学びにとどまらず、人と人との真正なつながりを回復させるための一歩となることでしょう。興味がある方は、ぜひこの特別な経験に参加してみてはいかがでしょうか。