札幌を舞台にした企業ブランド価値創造プロジェクトが始動
株式会社モリサワは、札幌市、NoMaps実行委員会、社会構想大学院大学の4者と手を組み、「さっぽろを起点とした自社価値構想プロジェクト」を発足した。このプロジェクトは、地域の企業が自身のブランド価値を高めることを目的としており、今回の取り組みでは約6か月間の実践型研究を通じて、参加企業が自社の理念やビジョンを整理し、戦略的なブランド計画を策定していく。
記者会見の様子
2026年6月2日に札幌市内で合同記者会見が行われ、関係者が集まり今回のプロジェクトの目的や意義が語られた。出席者には、NoMaps実行委員会の森村俊夫事務局長、モリサワの森澤彰彦社長、札幌市のまちづくり政策局長である浅村晋彦氏などが名を連ね、今後の展望を共有した。
プロジェクトの目的と意義
このプロジェクトは、企業が変化する市場において選ばれ続けるためのブランディングを強化することを目指している。顧客や市場の価値観が多様化する今、組織は自社の存在意義や価値を明確にし、そのメッセージを一貫して発信する必要がある。
参加者は自社のPMVV(パーパス・ミッション・ビジョン・バリュー)を見直し、ブランドコアやアイデンティティを具体化することに取り組む。全10回にわたる研究会では、それぞれの企業がこの知見を得ることができる機会が提供される。
モリサワの役割
モリサワは、地域企業のブランド向上を支援するため、このプロジェクトに参画。フォントや情報の発信に関連する専門知識を元に、セミナーや資料作成支援も行う予定である。テーマとしては「ブランディングにおけるフォントの役割」や「情報のユニバーサルデザイン」が挙げられ、企業の情報発信の質を向上させるためのサポートが期待されている。
企業版ふるさと納税の活用
モリサワはまた、札幌市への寄附を通じ、企業版ふるさと納税の活用を進めている。地方創生応援税制に基づくこの寄附金は、本プロジェクトの運営資金として重要な役割を担う。
札幌市について
札幌市は人口約197万人を抱え、持続可能な世界都市の実現に向けて様々な取り組みを行っている。多様な主体と連携し、地元企業の発展を支援することで、新しい事業や分野の展開を後押ししている。
NoMaps実行委員会とは
NoMapsは札幌・北海道を舞台にした交流の場で、民間企業や教育機関、クリエイターが共に新しい社会を創造するためのフェスティバルを毎年開催している。2016年に始まり、幅広い人々が集まる場として定評がある。
社会構想大学院大学について
社会構想大学院大学は社会人向けの大学院で、コミュニケーションデザインや実務教育に関する専門家を育成することを目指している。地域プロジェクトに関するさまざまなプログラムを提供し、新たな価値創造に寄与している。
まとめ
「さっぽろを起点とした自社価値構想プロジェクト」は、地域企業のブランディングを支援する重要な取り組みであり、参加する企業には多くの学びと成長の機会が用意されている。今後の進展が期待される。