日本のベンチャーキャピタル促進プロジェクト、始動
2025年6月、日本でのイノベーション促進を目指した新たな試みが始まりました。Coolwater Capitalと日本貿易振興機構(JETRO)は、二回目の「新興ファンドマネージャーアクセラレーター」プログラムを発表しました。このプログラムは、日本の新興ベンチャーキャピタリストが、世界中で競争力のある機関投資家に成長するための支援を行います。
成長を証明した第一期の成果
第一期のプログラムでは、成功裏に17人のファンドマネージャーが選ばれ、多くの潜在能力を持つ候補者から資金調達の成功を収めました。特に注目したいのは、サンフランシスコで行われた日本イノベーションサミットにおける125人の参加者で、国際的なLPや一流のベンチャーキャピタリストたちとの交流が生まれました。
「第一期は驚くような勢いと成果を示しました」とCoolwater Capitalの創設者ウィンター・ミード氏は語ります。この成功を基に、第二期では日本のベンチャーキャピタルエコシステムを更に発展させることを目指します。
新たなプログラムの特徴
第二期は、より一層の個別支援が行われ、ファンドの調達やブランディングに対する専任のサービスも提供される予定です。具体的には、下記のようなサポートを実施します:
- - 1対1の資金調達支援とブランディングコーチング
- - LP戦略やIR、ポジショニングのための社内チームが常駐
- - 日本を拠点にしたスタッフの増加により、プログラム内容の地域密着化
- - ポッドキャストの立ち上げとブランド構築支援の強化
プログラムの詳細
このプログラムの応募は2025年6月11日に開始され、夏から秋にかけて開催されます。全8つのモジュールにわたる内容が4ヶ月間にわたって行われ、特に初回のモジュールは東京で対面での実施が予定されています。具体的な日程は下記の通りです:
- - モジュール1-2: 2025年9月9-11日(東京で対面)
- - モジュール3-8: 各モジュールは2025年9月24日〜10月29日の間に日本時間で午前9時から11時30分の間に実施されます。
アメリカのニューヨークでは、2025年11月の中旬にCoolwater Investor Summitも予定されています。
誰が応募できる?
このプログラムは、ベンチャーキャピタル会社を立ち上げたいと考える候補者や、ファンド1-3を調達中のマネージャーを対象にしています。特に、以下のバックグラウンドを持つ方々が求められます:
- - 企業のVC部門からのスピンオフ
- - 大手企業内のビジネスリーダーや役員から投資への転身
- - Established VCファームからのスピンオフ
- - テクノロジー企業の元創業者
- - 急成長するテクノロジー企業の役員
- - ファミリーオフィスまたは機関投資家からベンチャーストラテジーを開始するプロフェッショナル
特に、日本国内外での大胆な投資テーマを持つ方々にとって、このプログラムは新たな機会となるでしょう。応募の締切は2025年7月16日までです。詳細や応募は公式サイトをご覧ください。
最後に
Coolwater Capitalはサンフランシスコに本社を置く、グローバルに展開する新興ベンチャーファンドの創出を支援するリーディング企業です。300以上のファンドをサポートし、50億ドル以上の資金を調達してきた実績を持っています。日本のイノベーションエコシステムの発展を念頭に置き、次世代のファンドマネージャーへの支援を強化していくこの取り組みに期待が寄せられます。