北海道が世界のスタートアップの拠点に!新アドバイザー参加でHFXが進化
北海道を舞台に展開される『Hokkaido F Village X(HFX)』は、スタートアップ支援の体制をさらに強固にするため、多田明弘氏と林尚見氏を新たにアドバイザーとして迎えることを発表しました。これにより、さまざまな分野での事業共創が期待され、地域の魅力向上と課題解決に向けた取り組みが一層加速していくでしょう。
 HFXの目的と背景
HFXは、北海道及びその周辺地域において、国際的なスタートアップとパートナー企業、さらには地域自治体との新たな事業を創出するためのプラットフォームです。先月には、世界中から11社のスタートアップを採択し、ヤマトホールディングス、JTB、東急不動産、北海道銀行などと連携しながら事業共創をスピードアップしています。
このプログラムは、地域のリソースを最大限に活用し、スタートアップの成長を生み出すことが目的です。特に、北広島市に位置するFビレッジを中心に様々な事業展開が進むことで、地域経済の活性化にも寄与しています。
 アドバイザーの役割
新たに加わる多田明弘氏は、経済産業省の事務次官として、日本の産業政策に深く関与し、多くの新規事業創出に寄与してきた実績があります。彼の豊富な知見は、スタートアップに対する支援を一層強化するための大きな力となるでしょう。
また、林尚見氏は三菱UFJ銀行の副頭取を務めた経歴があり、デジタル化の推進や顧客視点のビジネスモデルの変革に力を注いできました。その専門的な知識と広範囲なネットワークは、HFXの成長に大いに寄与すると期待されています。
多田氏は自身のコメントで、北海道の自然や文化、テクノロジー、さらにはインバウンドの増加に言及し、HFXを通じて新たなビジネスチャンスを創出することにわくわくしていると話しています。一方、林氏は北海道の持つ無限の可能性に注目し、HFXがその未来を明るくする灯台となるという期待を表明しています。
 未来の展示会『HFX Demo Day 2026』
HFXでは、2026年2月26日に『HFX Demo Day 2026』を予定しており、このイベントでは参加スタートアップが開発したサービスや実証実験の成果を発表します。これは、新しいビジネスモデルの導入及び市場への展開に向けた重要な機会です。
プログラムは3年間にわたり続けられ、次年度のスタートアップ募集が開始される際には新たな挑戦者を迎え入れる予定です。これにより、継続的な支援と成長の循環が形成されるでしょう。
 スタートアップの支援と今後の期待
HFXのプログラムは、スポーツ、エンタメ、フード&アグリ、モビリティ、サステナビリティ、ウェルビーイングなど多岐にわたるスタートアップの参加を求めています。これにより、北海道の多様な資源と才能を最大限に活かすことができ、地域経済全体にプラスの影響を与えることが期待されます。
スクラムベンチャーズとスクラムスタジオは、それぞれ日本と海外のスタートアップ企業の成長支援を続けており、オープンイノベーションの重要性がますます高まっている現代において、力強く地域を牽引する役割を果たしていくでしょう。HFXの取り組みは、今後の北北海道のスタートアップエコシステムを躍進させる基盤となるはずです。