「こどもふるさと便」が受賞!
最近、ネッスー株式会社が「第13回グッドライフアワード」にて実行委員会特別賞「EXPO2025いのち動的平衡賞」を受賞しました。この取り組みは、こどもの機会格差解消を目的としており、地域の特産品を通じて、こども食堂やひとり親家庭などに食の体験を提供するものです。
ネッスー株式会社は東京都世田谷区に本社を置き、代表取締役の木戸優起氏が率いています。この賞は生物学者の福岡伸一氏が委員を務めるもので、社会への影響が大きい取り組みとして高く評価されました。表彰式は2025年12月に東京都内で行われる予定です。
こども支援と循環型社会の実現
「こどもふるさと便」は、ふるさと納税の仕組みを活用し、地域の生産者や農協、漁協、食品メーカーと協力して、地域産品をこどもたちに届ける取り組みです。このプロジェクトは、食品ロスという問題を解決しながら、こどもたちに食の機会を提供するために進められています。
日本では現在、約9人に1人のこどもが貧困状態にあり、特にひとり親家庭ではその割合が高く、多くの家庭が食の安定を確保できていません。同時に、毎年500万トン以上の食品ロスが発生しているという現実もあります。「こどもふるさと便」は、これら両方の社会課題に対処するための持続可能な循環型の仕組みを提供しているのです。
事例紹介:長崎県対馬市の取り組み
長崎県対馬市では、未利用魚を活用したこども支援プロジェクトが進行中です。このプロジェクトでは、市場に出回らない魚や水産加工品を集め、全国のこども食堂やひとり親家庭に届けています。これにより、釣られずに市場に流通しないままである貴重な魚を有効活用しつつ、持続可能な水産業の促進に繋がっています。
「豊かな海の幸、対馬のお魚をこどもたちへ」というプロジェクトは、地域の食文化を次世代に継承することを目指しています。また、この取り組みは令和7年度食品ロス削減推進表彰において消費者庁長官賞も受賞しています。
ネッスーの展望とメッセージ
木戸優起代表は、「こどもふるさと便」が地域の未来を切り開く力を持っていると考えています。今回の受賞は、大きな期待や共感の波を呼び起こすきっかけになるでしょう。今後も自治体、企業、個人と連携し、こどもたちの機会格差を無くすために努力し続ける意向です。
ネッスーは2023年にサービスを開始し、すでに北海道旭川市や他の数地域が参画しています。今後はもっと多くの地域に広がっていくことを目指しています。
こどもふるさと便について
「こどもふるさと便」は、地域特産品を「応援品」として提供し、ふるさと納税の理念に基づいて人々が子どもたちを支援できる仕組みを作り出しています。寄付者は自身が贈りたい相手を選び、その人々のために応援品を届けることができるため、社会貢献がより身近なものとなっています。公式サイトでは、さらなる詳細情報や参画する地域の情報が公開されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
こどもふるさと便公式サイト
このように、地域とこどもたちをつなぐ「こどもふるさと便」の取り組みは、今後の日本におけるこども支援活動のモデルケースとなっていくことでしょう。