共通テストの実態:75%以上が「時間が足りない」と回答
2026年1月に実施された大学入学共通テストにおける高校生の意識と実態を探った調査結果が発表され、受験生の約4人に3人が「時間不足」を強く感じていることが明らかになりました。これにより、今後の受験対策における早期行動の重要性が問われています。
調査の背景と目的
この調査は、河合塾およびマナビス、メディカルラボの合同で実施され、約1,000人の現大学1年生を対象に行われました。2025年から新しい学習指導要領に基づいた共通テストが始まる中、受験生の実際の声を通じて、直面する困難や課題を明らかにするためのものです。
調査結果の概観
高得点者も苦しむ時間不足
調査によると、目標得点に達しなかった受験生は全体の55.4%を占め、その中には東京大学や京都大学に合格した難関校の学生も含まれています。興味深いことに、東京大学合格者の76.8%が高校2年生終了までに十分な対策を行っていた一方で、全体では63.5%にとどまり、早期対策の差が結果に結びついていることがうかがえます。
「時間が足りない」という声が多数
共通テストを「時間が足りない試験」と感じたという声は、受験生の75.8%にも上ります。この感覚は、大学別に見ても相違はほとんどなく、全体的に共通の悩みとなっています。特に「問題文や資料文の分量の長さ」が時間不足の主な要因として挙げられ、62.3%の回答者がこれを理由に上げています。
情報処理能力に焦点
共通テストでは知識を超えて、情報処理能力が問われる試験であるとも調査から分かりました。91.6%がこの点を感じており、特に難関大学合格者はその割合が高いことが特徴です。これは、基礎力よりも情報を瞬時に整理し判断する能力が重視されていることを示しています。
早期対策の必要性
調査結果が示すように、難関大合格者は早期に共通テストの対策に取り組んでおり、早めに着手することで、不安要素を軽減できたことが考えられます。本番が近づくにつれ、時間不足はますます深刻化していくため、受験生は早期からのプランニングを心掛けることが重要です。
受験生からのメッセージ
受験経験者の中には、後輩へのアドバイスを寄せる声も多く、「基礎ができていれば簡単に解ける問題」との考え方や、過去問演習の重要性、数学への早期対策を勧める意見が見られました。受験勉強は時間を有効に使うことが勝利へのカギとなるため、日々の努力が報われることを願います。
結論
本調査によって明らかになったのは、共通テストが単なる知識の試験ではなく、時間内での正確な処理能力が求められる試験であるということです。思考力や判断力を養うためには、早期からの計画的な学習が不可欠です。これから受験に挑む高校1・2年生は、先輩たちのアドバイスを生かし、戦略的に対策を進めていくことが成功の秘訣と言えるでしょう。