介護人材不足を解決へ！ベネッセとメルカリが手を組む新たな取り組み

介護人材不足を解消するための新たな一歩

はじめに

日本が抱える介護人材不足の問題は、ますます深刻化しています。2026年度には25万人、2040年度には57万人の人材が不足すると予測されています。これを受けて、株式会社ベネッセキャリオスは新しい取り組みを発表しました。今回は、介護・医療業界特化型の単発マッチングサービス「キャリオス1DAY」とスキマバイトサービス「メルカリハロ」の求人連携についてご紹介します。

ベネッセとメルカリの連携

ベネッセキャリオスは、「キャリオス1DAY」を通じて、介護・看護の有資格者と急募の事業所を迅速に結びつけるサービスを展開しています。このたび、メルカリとの基本合意を締結し、両社は求人連携を行うことが決定しました。この取り組みは、短期的な人材ニーズに対応するだけでなく、介護業界における働き手の裾野を広げ、持続的な人材確保につながることを期待しています。

多様な働き方を提供する

現代の働き方はフルタイムだけでなく、短時間の勤務やスポット勤務として希望されるケースが増えています。「キャリオス1DAY」の導入により、介護・看護の有資格者は「1日だけ」の勤務も可能となり、急な人員不足やフルタイムの働き方が難しい方にも選択肢が広がります。この連携によりメルカリの登録者も「キャリオス1DAY」に掲載された求人を閲覧できるようになります。

介護業界における働き手の拡大

「キャリオス1DAY」はあくまで有資格者向けに運営されていますが、今後は無資格者でも応募可能な求人も増えてくる予定です。これは、介護業界の担い手を増やすことにつながり、長期的には介護人材不足の解消に寄与するでしょう。ベネッセキャリオスとしては、この連携を通じてさらなる人材の確保と業務改善を目指しています。

企業のコメント

この連携に対して、ベネッセキャリオスの代表取締役社長、深澤陽子氏は「年をとればとるほど幸せになる社会」をビジョンに掲げ、今回の提携によって多くの方に介護業界に参加してもらうことへの期待を寄せています。一方、メルカリのCEO、太田麻未氏も、介護・医療業界の求人が「メルカリハロ」内に増えることに期待を示し、協力する意義が強調されました。