JAアクセラレーター第7期のDemo Dayが札幌で盛大に開催されました

JAアクセラレーター第7期 Demo Day in HOKKAIDO

2023年11月11日、北海道札幌市で「JAアクセラレーター第7期 Demo Day in HOKKAIDO -スタートアップピッチ＆交流会-」が開催されました。このイベントは、一次産業と食の革新を促進するために設立されたスタートアップ支援プログラムの成果を発表する場です。

イベントの概要

STARTUP HOKKAIDO実行委員会による主催で、100名以上の来場者が集まりました。特に注目されたのは「北海道枠」と呼ばれる新たなビジネス検証・実証実験のサポートが設けられたことです。この枠はJAグループとの連携により、道内のスタートアップの成長を支援するためのもの。イベントでは、採択された企業やアルムナイ（卒業生）企業がピッチを行い、それぞれのプロジェクトやビジョンについて熱心に語りました。

ピッチ企業のプレゼンテーション内容

- Various Robotics株式会社

- 四脚ロボットによる圃場巡回ソリューション。鳥獣害対策や圃場点検をサポート。

- ネッスー株式会社

- 1次産業の振興と子どもたちの機会創出を両立させる「こどもふるさと便事業」。

- ミチタル株式会社

- 日本の「樽の生態系」を構築するためのプロジェクトを提案。

- Milk.株式会社

- ハイパースペクトル技術を用いたフード&アグリイノベーションの実現。これにより農業分野での革新を目指します。

- 株式会社TOWINGとEF Polymer株式会社（アルムナイ企業）

- 高機能バイオ炭「宙炭」を用いた脱炭素農業や、持続可能な農業の取り組みを発表。

それに加え、STARTUP HOKKAIDOが推薦するスタートアップたちも登壇し、様々な技術やアイデアを紹介しました。特に興味深かったのは、テラスマイル株式会社が発表した「AI×データ×営農支援」という新しいアプローチに基づくプロジェクトです。

交流会の盛況な様子

イベントの後半には、登壇者や参加者同士が意見交換するための交流会も盛況に行われました。参加者同士のコミュニケーションは非常に活発で、デモ機やサンプルを通じて、実際のビジネスアイデアについての意見が飛び交いました。これにより、新たなコラボレーションの可能性を感じる場ともなりました。

さらなる成長を目指して

JAアクセラレーターは、食と農、生活の持続可能な未来を共創することを目指しています。このプログラムでは、各種インフラや顧客のネットワークを活用することで、地域の課題を解決するためのスタートアップを育成しています。今後も北海道からグローバルに影響を与えるスタートアップを生むため、引き続き支援体制を強化していくことが重要です。