ミツカングループの物流改革
2026-07-29 06:56:32

ミツカングループ、AIによる持続可能な物流体制を構築

ミツカングループ、AIを活用し持続可能な物流を実現



ミツカングループの物流部門を担う株式会社Mizkan Logitecが、より効率的で持続可能な物流体制の構築に向けて「発注書AI-OCR(invox)」を導入しました。この取り組みは、業務のデジタル化を推進し、環境に配慮した物流手法を実現するための重要なステップです。

導入の背景


Mizkan Logitecは、大阪と名古屋に受注センターを設けており、全国の様々な取引先からの注文に対応しています。しかし、深刻な物流問題や将来的な人手不足の影響を受け、災害時にも商品の供給を安定させるための事業継続計画(BCP)の強化が急務となっていました。

同社では受発注業務のデジタル化(DX)を進め、85%の業務をEDI化する一方で、FAX発注書の約12,000枚が依然として残るという状況でした。これにより、手入力や確認作業といったアナログなプロセスが残り、業務の効率化を妨げる大きなボトルネックとなっていました。そこで、取引先に負担をかけることなく課題を解決するために、「発注書AI-OCR(invox)」の採用が決まりました。

このシステムの導入により、取引先ごとに異なる発注書の形式をAIが正確に読み取ることが可能となり、データ化のスピードと精度が大幅に向上しました。

導入による効果


1. 読み取りAIエージェントの活用


2026年4月から提供が開始された「読み取りAIエージェント」を利用し、現場の受注担当者は、1,400件以上のFAXレイアウトに対応できるようになりました。これにより、以前は手間だった商品名の候補を自動で認識し、自社の商品コードとの紐付けを実現。これが業務スピードを大幅に向上させる要因となっています。

2. 業務の標準化と持続可能な基盤の構築


デジタル化の進展により、手作業が減少。これにより担当者の負担が軽減され、業務の標準化が達成されました。これらの取り組みは、将来的な人材不足への対策だけでなく、非常時にも柔軟に対応できるBCP体制の基礎を築くことにも寄与します。また、2024年や2026年に控えた物流問題への対応も視野に入れ、サプライチェーン全体の効率化に向けた施策が進んでいます。

Mizkan Logitecの意気込み


Mizkan Logitecは「発注書AI-OCR(invox)」導入を一つの通過点と捉え、最終的には紙のFAX受発注を完全になくすことを目指しています。取引先との協力を通じて、EDI化やペーパーレス化を実現し、持続可能で効率的な物流体制の確立に向けて引き続き努力しています。

このように、ミツカングループは、デジタル化が進む中での新たな挑戦を通じ、持続可能な社会の実現に寄与する取り組みを進めています。今後の展望に期待が寄せられます。


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