ウポポイでの文化交流
2025-12-12 14:48:36

ウポポイでのウアイヌコㇿ会議が誘う文化交流の新たな可能性

ウアイヌコㇿ会議で広がる文化交流の輪



北海道の白老町に位置するウポポイ(民族共生象徴空間)で、全国の高校生たちによる「ウアイヌコㇿ会議」が開催されます。この会議は自らが住む地域の魅力を発信し、共生社会について考えるための重要な機会です。道内からの高校生たちは、道外からの参加者たちをホストしながら、互いの文化を学び合い、豊かな交流を深めることが目的です。

ウアイヌコㇿとは



「ウアイヌコㇿ」という言葉は、アイヌ語で「尊敬し合う」という意味を持ち、この会議は多様な背景を持つ生徒たちが集まり、互いの価値観を認め合うことを目的にしています。アイヌ民族の文化や歴史に触れながら、参加者は共生に向けた新たなアイデアを共有し、実現に向けた議論を深めることが期待されています。

開催概要



この会議は2026年1月9日(金)に行われ、道内外の21校から総勢96名の高校生が参加する予定です。道内の参加者は11校56名、道外からは10校40名が集まり、共生社会の実現に向けた意見交換を行います。また、高校生たちはウポポイ探究学習プログラムを通じて、地域の文化や自然環境について学び、体験していきます。

主催者には公益財団法人アイヌ民族文化財団や北海道経済連合会、北海道教育庁などが名を連ねており、後援には地元の教育委員会や法務局も含まれています。

参加校の多様性



会議に参加する学校は、道内の高校だけでなく、東京都、神奈川県、埼玉県、岐阜県、京都府、大阪府などからも高校生が集まっており、各校それぞれの目的や意気込みがあります。例えば、芝国際高等学校では異文化理解を深めるきっかけとなることを目指し、神戸龍谷高等学校ではアイヌの歴史を学びながら共生社会について理解を深めていく意向です。参加者全員が、高校生の視点から様々な意見を持ち寄ることで、多面的な議論が期待されています。

視察の参加



また、この会議では視察を希望する学校関係者や教育旅行関係者も受け付けています。これにより、より多くの人がこの取り組みをサポートし、共生社会の大切さを広める機会となるでしょう。

ウポポイの役割



ウポポイは、アイヌ文化を学び、体験できる場所としてだけでなく、地域の魅力を全国に発信する場でもあります。2020年にオープンした国立アイヌ民族博物館は、アイヌ文化の復興や創造を目的としており、訪れる人々に深い感動と思索の機会を提供しています。参加者たちは、北海道の自然や地域の産業、観光についても目を向け、発信する機会を持つことができます。

過去の開催成果



昨年行われた第1回のウアイヌコㇿ会議では、多くの高校生が「共生社会」というテーマについて熱心に議論し、良好な反響を得ました。この成功を受け、今年度の開催が実現し、さらに多くの参加者が集まることとなりました。前回の参加者からは、共生に関する新たな視点や意見を持ち帰ることができたという感想が寄せられています。

未来に向けて



ウアイヌコㇿ会議を通じて、高校生たちが地域の文化や歴史を学び、「共生社会」を実現するための理解を深めていきます。ウポポイが提供するこの場は、ただの学びの場ではなく、自らの意見を発信し、地域を元気にしていく力を養う場でもあります。参加者全員の力を合わせて、未来の社会に繋げていくことが求められています。

道内外の高校生たちが集まり、互いに刺激を受けるこの機会に、彼らがどのように成長していくのか、非常に楽しみです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

関連リンク

サードペディア百科事典: ウポポイ 高校生 文化交流

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。