若手起業家支援の新たなステージ「HiNODE PiTCH 2024 in Sapporo」
2024年12月12日、北海道札幌市にて、若手起業家の輩出および世界のスタートアップ企業の支援を目的とした「HiNODE PiTCH 2024 in Sapporo」が初めて開催されました。このイベントは、地域の可能性を引き出し、次世代のリーダーを育成することをミッションとするHiNODE株式会社が主催するもので、参加者は多様な業界から約200名に及びました。
開催概要について
日時:2024年12月12日(木) 11:00〜21:00
場所:札幌市民交流プラザ・クリエイティブスタジオ(札幌市中央区北1条西1丁目)
公式サイト:
HiNODE PiTCH
当日は、若手起業家が自ら代表として、アーリーからシードの段階にある日本及び海外のスタートアップ企業が5分間のピッチを行いました。審査にはエンジェル投資家やシリアルアントレプレナーが参加し、出資や事業支援のサポートを受ける選定が行われました。
また、金融、地方創生、医療、アート・スポーツ、海外展開といった多様な分野の専門家によるトークセッションや、ビジネス知識を深めるセミナーも同時開催され、イベントは充実した内容となりました。
トークセッションと交流会
イベントの中でも特に注目を集めたのは、金融戦略に関するトークセッションでした。多くの来場者が耳を傾け、資産運用やリスク管理について学ぶ貴重な機会となりました。また、互いにビジネスチャンスを広げ合うための交流会も盛況で、参加者同士のネットワーキングが活発に行われました。
地方開催の意義と展望
HiNODE PiTCHのプロデューサーである長根一翔氏は、これまで東京での開催が中心であった同イベントを、初めて地方で実施できた意義について語りました。「地方特有の課題を定義することから始めるのではなく、新しい要素を持ち込むことで地方の方々が感じる変化を促すことが重要だと思った」と語る長根氏。
さらに、参加費5,000円の有料イベントとして企画した意図を示し、「お金を払って情報を得る」という新たな価値観を地方に浸透させる重要性を訴えました。このイベントが地域の課題解決に向けた新しいアプローチとなり、次回以降の開催に向けた貴重なフィードバックとなることを期待しています。
HiNODEマガジンと今後の展望
イベントでは、来場者に配布したビジネス向けマガジン『HiNODE vol.1』も好評で、今後も地域の可能性を引き出すための取り組みを通じて次世代のリーダーを育成し、持続可能な未来を実現する活動を続けていくとしています。
北海道札幌に根ざしたこの取り組みが、地域経済や社会にプラスの影響をもたらすことを期待し、次回以降も益々の発展を目指していく便りのよいイベントになることでしょう。