産業用ドローンAZ-250
2025-03-11 11:26:27

次世代産業用ドローン『AZ-250』が2030年に商用化へ向けて動き出す!

期待の新星!産業用ドローン『AZ-250』の誕生



北海道苫小牧に本社を構える會澤高圧コンクリート株式会社が、業界のトップ企業である椿本チエインと提携した新たな取り組みが注目を集めています。エンジン駆動型産業用ドローン『AZ-250』の製造販売ライセンス契約が昨年締結され、2030年には商用化される見込みです。

産業用ドローンの革新



『AZ-250』は、航続距離が最大7時間、50kgまでの荷物を運ぶことができる能力を備えており、業界初の革新的なドローンです。このドローンは、会澤高圧コンクリートの無人航空機開発部門であるアラセ・アイザワ・アエロスパシアル(AAA)が独自に開発した高性能エンジン技術を活かしています。これにより、長時間の飛行が可能となり、多様なミッションの実現が期待されています。

ドローン開発の背景



會澤高圧コンクリートは2019年にドローン技術の研究開発を開始。初めは米国の航空ベンチャーと共同でバッテリーエンジンのハイブリッド型ドローンを開発しましたが、出力やエネルギーロスの問題に直面。その後、二輪エンジン技術を活かしたエンジン駆動型ドローンにシフトし、2021年には500ccエンジンを搭載した「AZ-500」を開発しました。これがきをきっかけに、次世代産業用ドローン「AZ-250」が誕生しました。

特徴と性能



『AZ-250』は、多様な環境での運用が可能な全天候型エンジンを搭載しており、寒冷地でも高性能を発揮します。その軽量かつ高出力のエンジンは、従来のドローンが持つ振動の課題を克服し、高い信頼性を誇ります。また、最大積載量が50kgでありながら、特に長時間の飛行が可能で、中でも『國男250』と名づけられたエンジンは、その名の通り日本の技術力を誇示する意義を持っています。

複数分野での活用可能性



『AZ-250』は、防災や災害対応、建設、測量、物流、警備など、多くの産業分野での使用を想定しています。特に、被災地への支援物資の輸送や、インフラ点検を急速に行うことができるメリットは、多くの関係者にとって魅力です。

2030年に向けた目標



會澤高圧コンクリートと椿本チエインは、両社の技術を融合させ、『AZ-250』の社会実装を推進しています。商用販売開始には、多くの試験や認証をクリアする必要がありますが、両社の強みを結集することで、成長が期待されています。

将来の展望



2022年には超無人機「AZ-1000」を開発し、これらの技術を基に、コンクリートの空中積層技術「フライング3Dプリンター」の開発へも取り組んでいます。この革新的な技術によって、建設業界が根本的に変わり得る可能性が示されています。全貌が明らかになる2030年に向けての期待感は、高まる一方です。

一方、業界の垂直統合を進める椿本チエインは、その強力な製造基盤を生かし、販売ネットワークの構築にも力を入れ、外部パートナーとの協力をも利用して、エンジンドローン市場のさらなる開発に努めています。日本から世界へと発信される『AZ-250』の動向に、目が離せません。


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