職人技を可視化する新制度が始動
株式会社志事人が運営する技術アカデミー「HOW PRO(ハウプロ)」が、2026年5月8日より「くらしのエンジニア認定制度」をスタートします。この制度は、現場で働くブルーカラー技術者の能力を可視化し、お客様に信頼される職人を育成することを目的としています。
「くらしのエンジニア認定制度」とは?
この制度は、エアコン清掃やハウスクリーニング、家電修理などの技術を客観的に評価し、認定番号付きのカードを発行します。全日程を受講し、筆記試験で90%以上の成績を収め、実技や顧客対応を含む試験をクリアした技術者に対して認定カードが与えられます。これにより、技術者は自身のスキルを示すポートフォリオとして活用でき、お客様は依頼前にその技術を確認できるようになります。
なぜ今、スキルを証明する必要があるのか
国土交通省委の「国土交通白書2025」によると、建設業務における就業者の高齢化が進んでおり、その一方で若年層の人材が不足しています。そのため、現場での技能の育成と維持が重要とされています。また、住宅サービスでは、技術の見えにくさが価格比較を促し、良質なサービスの選択が難しくなっています。HOW PROはこの問題に対応するため、技術者のスキルを証明する仕組みを構築しました。
制度の特徴
1.
客観的な基準設定
筆記試験に加え、実技試験や顧客サービス試験を実施し、参加者のスキルを全体的に評価します。これにより、知識だけでなく現場での技術と対応力が測られます。
2.
認定カードの発行
合格者には認定番号を持つカードが発行され、さらにはオンラインでの利用も可能な画像データも提供されます。これにより、自身の技術を広くアピールできるようになります。
3.
キャリアパスの形成
特定の技術からスタートし、多様なスキルを段階的に取得することができるため、多能工として成長する道筋が明確になります。
取得できるカテゴリー
受講したコースに応じて、以下のカテゴリー別に認定されます:
- - エアコンクリーニングエンジニア
- - ハウスクリーニングエンジニア
- - 洗濯機エンジニア
- - 内装エンジニア
- - 家電修理エンジニア
複数のスキルを取得することで、自身の技術を積み上げて示すことができ、お客様にとってもより安心してサービスを依頼できるようになります。
キャリアアップの見える化
さらに、単一カテゴリーにとどまらず、複数の技術を持った上位称号「エキスパートエンジニア」や「マスターエンジニア」を設けることで、技術者の成長を評価します。これにより、職人のキャリアがより明確になり、顧客にも安心感を与えることができます。
まとめ
「くらしのエンジニア認定制度」は、職人のスキルを可視化し、信頼に繋がる新しい仕組みです。今後、ブルーカラー技術者が自信を持ち、適切に評価される社会を目指していくとしています。技術を高めることだけではなく、それをいかに顧客に伝え、信頼を築いていくかが求められています。今後の展開に期待が寄せられます。