小樽市の地域おこし協力隊募集説明会に関するレポート
2026年6月17日、小樽市の地域おこし協力隊募集説明会がオンラインで開催されました。この説明会には、全国から57名が参加し、小樽市での働き方や暮らし方について興味を持つ方々が集まりました。参加者からの多くの質問が寄せられ、地域の未来への関心の高さを実感しました。
開催の背景
日本中の地方都市が抱える人口減少や担い手不足問題が深刻化する中、小樽市もその例外ではありません。かつて20万人を超えていた人口は、現在約10万人にまで減少しています。特に若年層の流出が顕著であり、地域の産業を支える人材の確保は急務です。観光客が年間800万人も訪れる活気のある都市でありながら、多くが日帰りで済ませるため、地域経済にとどまる消費を増やす仕組みが必要とされています。
そんな中、小樽市では観光振興、移住促進、広報広聴という3つの分野で地域おこし協力隊を募集しています。この取り組みは、FLNが過去60件以上の協力隊支援の経験をもとに実施され、実際の仕事や生活のリアルを当事者の声で伝えることを目的としています。
参加者の傾向
参加者は、40代以上が約80%を占めており、特に50代の方が多く見受けられました。地域貢献に関心を持つ成熟した層が中心となり、キャリアの転換を考えている方々も含まれていました。申し込み者の大半は会社員でしたが、フリーランスや個人事業主も少なくありません。都市部、特に東京都からの応募も目立ち、移住や地域貢献に対する高い関心が伺えました。
参加理由としては、地域おこし協力隊の具体的な業務内容を知りたい、そして小樽という地域自体に魅力を感じているという声が多く寄せられました。
当日のプログラム
説明会では、まず現役の地域おこし協力隊員である鳥井麻祐さんが登壇し、彼女が小樽での生活や仕事についてのリアルな体験を語りました。最初のトークセッションでは、着任前の理想と現実のギャップについて的確に話し、参加者にとって非常に貴重な情報を提供しました。
その後、小樽市が求める3つのミッションについて詳しい説明が行われました。観光振興分野には、観光協会が担当し、小樽の新たな魅力を体験コンテンツとして発信する「体験コンテンツ・プロデューサー」を募集しています。また、移住促進分野では、自ら移住者の視点から「住みたくなる小樽」を伝える「おたる移住プロモーター」が求められています。最後に広報広聴分野では、ベトナム出身の住民向けの情報発信を担う新たな人材を募集しています。
質疑応答セッションでは、参加者からの質問が寄せられ、登壇者から実体験に基づくリアルな回答がなされました。参加者の不安や疑問に応える貴重な時間となり、活発な意見交換が行われました。
今後の展望
この説明会の内容は参加者にアーカイブ配信されるほか、SNSを通じても小樽の魅力や募集情報を伝えていく予定です。FLNは本説明会を採用のステップにとどめず、地域とのつながりの入り口と位置付けています。
さらに、共同事業者である株式会社みなとまち情報社と連携し、各分野での採用支援から、任期後の定住やキャリア形成までトータルサポートを行い、小樽市の関係人口・定住人口の創出に注力します。
アーカイブ動画の視聴申込についても受け付けており、参加できなかった方もぜひ視聴してみてください。興味を持った方は下記のフォームからお申し込みいただけます。
アーカイブ動画視聴申込フォーム
開催概要