NoMyの新たな挑戦
2025-12-25 12:53:22

ノルウェー発のNoMy、日本市場での成長に向けチーム強化

NoMy Japanの新体制と成長戦略



ノルウェーのオスロに本社を構えるNorwegian Mycelium AS(以下、NoMy)の日本法人、NoMy Japan株式会社(札幌市)は、商業成長に向けた新たな体制強化を行ったことを発表しました。これにより、今後日本市場での成長戦略をさらに加速させることを目指しています。

商業成長を牽引するLudovic Reysset



NoMyの新チームに加わったのは、グローバル食品業界で30年のキャリアを持つLudovic Reyssetです。彼は、5か国語を流暢に操り、欧州からアジアに至るまで幅広い市場経験を有しています。特に、プラントベースの食品や機能性食品領域での深い知識を活かし、事業成長戦略をリードしていくことになります。

Ludovicは、以前Danoneでの営業統括責任者としての経験も持ち、複数のブランドのスケールアップを実現した実績があります。このたびのNoMyへの参画により、日本及びヨーロッパでの事業拡大と商業化の加速が期待されています。

知的財産戦略の強化



さらに、NoMyは知的財産戦略を強化するために、Eran Noah博士を迎えました。彼はグローバル特許弁護士として15年以上の実務経験を持ち、アグリフード業界におけるイノベーション創出に貢献しています。Eranは、世界中のスタートアップへのメンターとしても活躍し、その豊かな知識と経験がNoMyの発酵科学や商業化の深化に寄与することでしょう。

食品開発に強みを持つ専門家



つづいて、食品商品開発のアドバイザーとしてAlessandra Massaを迎えました。彼女はBasque Culinary Centerでの研究を経て、マイコプロテイン市場の形成に強力なサポートを行います。持続可能なプロテインへの情熱を持つAlessandraは、NoMyにおけるR&Dおよび製品開発の推進において理想的なパートナーです。

本人曰く、「麹由来のプロテイン素材の魅力を、日本市場に向けて発信していくことにワクワクしています」とのこと。このように多様な背景を持つ新メンバーが加入することで、NoMyは日本市場における競争力をより一層強化することを目指します。

Oslo Innovation Award 2025受賞



さらに、NoMyは2025年度のOslo Innovation Awardにおいて最優秀賞を受賞しました。この賞は、サステナビリティをテーマにしたイノベーションを促進する企業に贈られるもので、過去には有名なユニコーン企業が選ばれています。NoMyの理念や取り組みが評価された結果だと言えます。

サステイナブルな食料システムの構築へ



NoMy Japanは新たに強化されたチームを基に、サステイナブルな食料システムの形成に引き続き取り組むとともに、マイコプロテイン市場の発展を目指します。2026年まではさらなる事業成長とともに、社会課題の解決を追求していく展望を描いています。その活動は日本市場に留まらず、国際的な影響を持つことが期待されることでしょう。

Norwegian Mycelium ASの理念



ノルウェーで設立されたNoMyは、環境負荷を低減し、持続可能な産業の形成を目指しています。菌糸体の自然な特性を活用して廃棄物を高価値のマイコプロテインに変換し、より持続可能で効率的な食品生産を目指しています。日本市場へのアプローチもこの理念を基にしながら、2024年1月に設立されたNoMy Japanが担っています。

今後もNoMyの取り組みから目が離せません。私たちの食卓をより豊かに、持続可能なものに変えていく、彼らの挑戦に期待を寄せましょう。


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