新たな挑戦「Omusubi」
2024-12-26 13:38:44

福祉事業を支える新たな挑戦「Omusubi」とその未来

福祉事業を支える新たな挑戦「Omusubi」とその未来



福祉事業の未来が変わりつつあります。札幌市に本社を置くプロテック株式会社が、福祉事業所が生産した製品を取り扱うECサイト「Omusubi」を立ち上げました。このサイトは、福祉従事者と社会を繋ぐ重要な役割を果たしつつあります。

プロテック株式会社とその背景



プロテックは38年間にわたって福祉事業所向けの会計システムの開発とサポートをしてきました。その経験を基に、同社の代表である小松麻衣氏は、福祉施設が抱える困難な課題に対するソリューションを模索してきました。特に、収入の低さ、書類業務の複雑さ、支援員の過重労働といった問題に直面する中で、どうにかして福祉事業所が生産する商品を消費者に届けられないかという思いが強くなったそうです。

平易に言えば、福祉事業所の製品をもっと多くの人々に売ることができれば、そこで働く人たちの工賃も向上し、社会とのつながりを求める利用者の声に応えることができるのではないかという考えから、ECサイト「Omusubi」を立ち上げることとなりました。

「Omusubi」とは何か?



2024年9月1日にオープンした「Omusubi」では、札幌市内の9つの就労継続支援事業所が生産した約50種類の商品をラインアップしています。製品には革製品や布製品、コーヒー、焼き菓子など、様々なジャンルが揃っており、手作りの良質な商品が揃っています。

「Omusubi」は、福祉事業所が製造した商品をより多くの消費者に届けるためのプラットフォームであるだけでなく、商品開発の過程にも消費者の声を取り入れることを使命としています。消費者のニーズに合わせて商品のパッケージやデザインを見直し、リブランディングを行うことによって、商品の市場における競争力を高めているのです。

小松麻衣氏の取り組み



小松麻衣氏は、2024年12月14日に東京で行われた日本財団主催の「就労支援フォーラムNIPPON 2024」に登壇し、「Omusubi」の立ち上げに至る経緯や、今後の展望について語る機会を得ました。彼女の想いは、福祉事業所で働く人々の工賃を向上させることが、実質的な支援に繋がるという確信に基づいています。

ECサイトの未来



「Omusubi」の今後の展開としては、こだわりの商品をより多くの人に知ってもらうためのイベント出展や、プレスリリースを通じての広報活動が考えられています。また、すでに多くのメディアに取り上げられており、ぽかぽかとした反響が広がっています。北海道新聞やコミュニティFMなど、様々なメディアに登場し、プロテックの取り組みが社会に認識され始めています。

おわりに



プロテックが手掛けるECサイト「Omusubi」は、福祉事業と社会を繋ぐ架け橋となることを目指しています。ここで重要なのは、サイトがただの販売プラットフォームではなく、福祉事業所が製品を通して社会に自己表現をする場であるということです。「Omusubi」が広がることで、福祉業界の新たな未来が切り拓かれ、地域全体の活性化につながることを期待したいと思います。オンラインでの購入は、こちらからできます。受け取った商品が、単なる物としてでなく、寄付に繋がることを感じられるでしょう。


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