ZEB Readyな学校
2025-06-03 12:03:22

北海道初のZEB Ready認証を取得した新しい教育の拠点、なかふらの学園の全貌

中富良野町の新たな学びの拠点、なかふらの学園



中富良野町に、2026年4月の開校を予定している義務教育学校「ラベンダーの杜中富良野町立なかふらの学園」が注目を集めています。この学校は、北海道では初めてのZEB Ready認証を取得した教育施設であり、省エネルギー性能の高い設計が施されています。省エネルギー環境制御に対応した中央監視システムの導入により、快適な学習環境を提供し、教職員の負担を軽減する狙いがあります。

中央監視システムで快適な学習環境を



内田洋行の手による環境制御システムは、すべてのエネルギー設備を一元管理し、空調や照明の操作をスマートフォンから可能にしています。このシステムはクラウド上に構築されており、様々なデータを収集し、リアルタイムでのエネルギー使用状況が見える化されます。これにより、子どもたちがエネルギーの仕組みを視覚的に学ぶことができ、環境教育の場としても活用されることを目指しています。

学びを創造する空間デザイン



新校舎は「創る人」を育むためのデザインが施されており、教室は異年齢の子どもたちが学び合える環境を提供します。可動式の間仕切りやフリーアドレスの職員室など、高い可変性を備えた空間が設計されています。これにより、学びの多様化に対する柔軟な対応が可能となります。加えて、北海道産の木材を積極的に使用した校舎には、自然を取り入れた心地よい空間が広がっており、教育と環境が調和した施設としての役割も果たしています。

教育支援センターで全ての子どもを支える



また、新校舎内には不登校の児童生徒が通うための教育支援センターも設けられています。ここは、心理的な安全を感じられるよう配慮された空間で、リラックスできる畳の小上がりや漫画コーナーなどが整えられています。子どもたちが自分のペースで過ごし、安心して通える場を提供することが大切にされています。この取り組みは、「誰一人取り残さない学びの場」の実現を目的にしています。

最新の設備と機器による教育環境



新校舎の理科室では、デジタル顕微鏡や水中の微生物観察用の機器が導入されています。これにより、実験データをデジタルで共有しやすく、子どもたちの学びを一層深めることができます。さらに、図書館システムも革新され、学校と公共図書館の蔵書を一元管理し、利用者に便利な環境が提供されます。

地域と共に発展する学校



内田洋行は、教育環境の向上に長年取り組んできた企業であり、未来の学び方を提案してきました。「なかふらの学園」は、ただの学校ではなく、地域の未来を支える新たな拠点としての役割を果たすことが期待されています。中富良野町教育委員会が目指すのは、子どもたちの心身を器用に育むことと、持続可能な社会を育てることです。

新校舎の開校に向けて、地域の人々が一体となり、未来を見据えた取り組みが進められています。子どもたちが「明日も学校に行くのが楽しみ」と思えるような、温かみのある環境づくりが求められています。これからの北海道における教育の在り方を大きく変える新たなステージとして、なかふらの学園に注目です。


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