2025年札幌開催「コスチュームジュエリー展」の魅力を徹底解剖!
2025年4月19日(土)から6月22日(日)まで、札幌芸術の森美術館にて「コスチュームジュエリー美の変革者たち」展が開催されます。本展は、コスチュームジュエリーの世界的コレクターである小瀧千佐子氏の貴重なコレクションを中心に、約450点の作品が展示される大規模な展覧会です。
コスチュームジュエリーの魅力とは?
コスチュームジュエリーは、宝石や貴金属を使用せず、ガラスや貝、樹脂などの多様な素材で制作される装身具です。これにより、従来の宝飾品の枠を超えた自由な発想や独創的なデザインが可能になりました。この運動は20世紀初頭のポール・ポワレに始まり、シャネルやディオール、スキャパレッリといったフランスのオートクチュールデザイナーたちによって広まりました。これらの作品は、女性の自立や個性を表現する重要なアイテムとして、広く支持されるようになりました。
展覧会の見どころ
本展では、ファッション界の巨星たちの手掛けたコスチュームジュエリーが一堂に会します。小瀧千佐子氏のコレクションの中には、シャネルやディオール、スキャパレッリの作品に加え、アメリカのコスチュームジュエリーの巨匠ミリアム・ハスケルの作品も展示されます。これらは、各デザイナーの個性的なスタイルや時代背景を感じさせるものばかりです。
特に注目すべきは、1930年代から1950年代にかけて創作された、グランメゾンによるジュエリーの数々です。職人たちの卓越した技術が感じられる作品や、それぞれのアーティストが見せる独自のセンスは、来場者を魅了することでしょう。
コレクションの内容
制作年:1938年。パート・ド・ヴェール・エナメル ガラス、メタル。
制作年:1937年頃。クリアエナメル彩のメタル。
- - クリスチャン・ディオール《ネックレス、イヤリング》
制作年:1954年頃。ラインストーン、模造パール、メタルによる華やかな作品です。
衣装とコスチュームジュエリーの調和
この展覧会の特徴の一つは、コスチュームジュエリーとともに、杉野学園衣裳博物館から提供されるシャネル、ディオール、イヴ・サンローランによる衣装が参考出品される点です。コレクションに合わせたコーディネートによって、ジュエリーの持つ魅力を一層引き立てるでしょう。
関連イベント
本展に先立ち、記念講演会も行われます。小瀧千佐子氏による講演会では、コスチュームジュエリーの歴史やその魅力について語られます。また、ワークショップも開催され、参加者はヴェネチアンビーズを使ってオリジナルのネックレスを制作することができます。
日時:2025年4月18日(金)14:00~
参加費:2,000円(要申し込み)
日時:2025年4月20日(日)①11:00~②14:00~
参加費:8,000円(材料費込み、本展入場券付き)
展覧会概要
- - 会期:2025年4月19日(土)〜6月22日(日)
- - 休館日:4月21日(月)、28日(月)
- - 開館時間:9:45〜17:00(最終入館は閉館30分前まで)
- - 会場:札幌芸術の森美術館
- - 観覧料:一般1,600円、高校・大学生1,000円、小・中学生500円(未就学児無料)
コスチュームジュエリー展は、ファッションやデザインが好きな方はもちろん、アートに興味のある方にも楽しんでいただける内容になっています。この機会をお見逃しなく、ぜひ足を運んでください!