風力直結データセンター
2026-01-14 15:36:27

国内初の風力発電直結型グリーンデータセンターが北海道で始動

国内初の風力発電直結型グリーンデータセンターが北海道で始動



豊田通商株式会社とそのグループ会社であるユーラスエナジーホールディングスが、北海道稚内市に国内初となる風力発電所直結型のグリーンデータセンター事業「宗谷グリーンデータセンターI(仮称)」を始めることを発表しました。この計画では、ユーラスエナジーグループが運営する樺岡ウインドファームに隣接して新たにデータセンターを整備し、風力発電由来の「生グリーン電力」を直接供給します。

風力発電のポテンシャルと地域課題


稚内市は風況に恵まれたエリアであり、豊田通商グループが運営する10件の風力発電所は総連系容量525.5MWに達します。しかし、地域の電力需要が不足しているため、新たに風力発電所を建設するのが困難な状況が続いています。

特に、AI技術の発展によるデータセンターの電力需要の増加は無視できない問題です。データセンターは大きな電力を消費し、地震や災害の際の事業継続性にも課題があります。こうした背景から、データセンターの地方分散や、再生可能エネルギーの導入が急務とされています。

直接供給の仕組み


「宗谷グリーンデータセンターI(仮称)」では、9,900㎡の敷地に3MW規模のデータセンターを設置し、樺岡WFから自営送電線を通じて生グリーン電力を供給します。豊田通商はこのデータセンターのサービス提供を行い、顧客のニーズに応じたサーバー環境を整えます。一方、ユーラスエナジーは土地と建物の整備、電力供給を担当します。

さらに供給電力が不足した場合に備え、再生可能エネルギーによる追加調達の仕組みも整えており、安定した再エネ100%の電力供給を実現します。

将来的な展望


事業は2026年4月に着工し、2027年中の本格稼働を目指しています。中長期的には、さらに大規模なデータセンターの開発が計画されており、2030年頃までに10MWから20MWの事業を視野に入れています。このように、豊田通商グループは再エネの普及とデジタルインフラの強化を進め、エネルギーとデジタルをつなぐ新しい価値を創造していくことを目指します。

【データセンターの概要】
  • - 名称: 宗谷グリーンデータセンターI(仮称)
  • - 所在地: 北海道稚内市
  • - 敷地面積: 9,900㎡
  • - 建物構成: 1階建て、耐震構造
  • - 受電容量: 3MW
  • - 着工: 2026年4月
  • - 稼働開始: 2027年中

【発電所の概要】
  • - 発電所名: 樺岡ウインドファーム
  • - 所在地: 北海道稚内市
  • - 連系容量: 42,000kW (4,200kW×10基/GEベルノバ社製)
  • - 営業運転開始: 2024年2月5日

この取り組みは、地域の再生可能エネルギーの有効活用とデジタルインフラの充実を同時に図る試みとして、注目を集めています。今後の実施状況に期待が寄せられる中、持続可能な社会の実現に向けた一歩となることでしょう。


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