株式会社ベルシステム24ホールディングスは、この度、職場におけるLGBTQ+への取り組みに関する評価指標「PRIDE指標2025」において、7年連続で最高位の"ゴールド"に認定されました。この指標は、性的マイノリティが安心して働ける環境を整えることを目的に、日本で初めて策定されたものです。
「PRIDE指標」は、企業や団体がLGBTQ+に対してどのような取り組みを行っているかを評価するもので、以下の5つの基準から成り立っています:
1.
Policy(行動宣言)
2.
Representation(当事者コミュニティ)
3.
Inspiration(啓発活動)
4.
Development(人事制度・プログラム)
5.
Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)
各基準を満たすことで点数が与えられ、その総合点によって認定ランクが決まります。ベルシステム24は、これらの基準をすべてクリアし、特にダイバーシティを企業の中心に据える姿勢が高く評価されました。
同社は、企業理念として「人材」を最も重要な経営資源と位置づけ、多様性を尊重する経営を推進しています。具体的には、2019年からは職場におけるLGBTQ+の従業員が安心して働ける環境を整えるために、人事労務規程を制定しました。また、同性パートナーや事実婚パートナーを持つ従業員も、この規程のもとでサポートを受けられるようにしています。
さらに、社内には有志の従業員によって構成された「LGBTQ+&ALLYコミュニティ」が立ち上げられ、プライド月間に合わせた社内イベントも好評のうちに開催されています。この「ベルプライド月間」は、LGBTQ+に関連する啓発活動を推進し、多様性に対する理解を広げる大切な機会となっています。
本年度は特に、社内の若手社員とALLY(アライ)との座談会を開催。これにより、世代を超えた価値観の交換が行われ、それぞれの立場から職場や社会に対する思いが共有されました。経営層との意見交換も実施し、全社的な意識向上に寄与する取り組みが行われました。これらの情報は、社内イントラサイト上で社員全員に公開され、対話を進化させる環境が整えられています。
また、LGBTQ+の理解を促進するため、新入社員研修や全従業員を対象としたe-learningプログラムを展開しています。これにより、ハラスメント防止や採用時に気を付けるポイントなど、LGBTQ+やその周辺知識の習得が進んでいます。これらの継続的な取り組みが評価され、同社は最高位の"ゴールド"認定を受けるに至りました。
ベルシステム24が掲げるバリューの一つには「社員一人ひとりが自分らしく躍動し、新たな可能性に出会う場所になる」というものがあります。今後も、同社は多様な価値観を尊重する組織風土の醸成に努めていく姿勢です。以上のような取り組みを通じて、LGBTQ+のコミュニティに対する理解が深まり、より包摂的な職場環境の実現が期待されます。これからの企業としての在り方に注目が集まります。